シリーズ累計66万部を突破した「やせおかシリーズ」。著者の柳澤英子さん(50代)が1年で26kg減に成功し、リバウンドいっさいなしという点も話題のひとつ。
今回はシリーズ第一作目の『やせるおかず作りおき』から柳澤さんが酵素で痩せるテクニックを解説。ダイエット中の食事に役立てて。
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生の食材や発酵食品などに含まれているのが酵素。酵素は消化に必要不可欠なものですが、代謝酵素としても働くため、代謝がスムーズになり、結果的に痩せやすくなります。
これまでに流行った朝バナナやキウイダイエットのキーワードも酵素。食べる順番ダイエットやキャベツダイエットなど、最初に生野菜を食べるダイエットも、つきつめれば酵素が重要だということに気がつきました。つまり、胃が空っぽのときに酵素の多い食品を食べるのがもっとも効果的なのです。消化がきちんと行われると腸内環境もよくなります。
朝の胃が空っぽのときこそ、酵素のとり入れどき。フルーツや野菜のスムージー、カットフ ルーツ、ヨーグルトなど、好みで朝食を組み立ててみてください。他のおかずはいりません。私は毎朝、酵素を壊さず絞れるスロージューサーで作ったジュースを飲んでいます。糖分の多いフルーツも朝食としてなら大丈夫。甘さがうれしい!
酵素を含む食品1 [納豆、キムチ]
納豆やキムチなどの発酵食品は、酵素をとり入れるのにおすすめ。生野菜が苦手という人は特に、発酵食品で酵素を補うといいでしょう。
酵素を含む食品2 [レタス、キャベツ、セロリ]
野菜ではレタスやキャベツ、セロリなどに、酵素が多く含まれています。加熱すると酵素の働きが失われてしまうので、生のまま食べて。
酵素を含む食品3 [バナナ、アボカド]
バナナは、でんぷんを分解する酵素の「アミラーゼ」を、アボカドは、脂肪を分解する酵素の「リパーゼ」を、それぞれ豊富に含んでいます。
酵素を含む食品4 [ヨーグルト]
ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きもあります。
監修:柳澤英子(やなぎさわ・えいこ)
料理研究家。編集・ライターとして料理関連の雑誌やムック、書籍、広告の制作に携わるとともに、レシピの開発や提供など食全般に関わる。数々のダイエットに挑戦してはリバウンドをくり返したが、「食べてもやせる」ダイエットで劇的スリム化に成功。そのメソッドを説明した「やせるおかず 作りおき」は、累計66万部超の大ヒットシリーズに。近著に『全部レンチン! やせるおかず 作りおき』(小学館)
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