
4月にはいり、春らしさが増す一方。今年は、5月に5年ぶりの春の園遊会も行われるというニュースがありました。そこで、これまでの春の園遊会での皇后雅子さまのファッションをおさらいしてみましょう。
初めての園遊会は淡いブルーの小ぶり袖で
1994年5月、雅子さまにとっての初めての春の園遊会では、若々しく小ぶり袖を着こなされていました。


着物は淡青の地に幸福の印として用いる吉祥文様がはいっていて、とても晴れやかなムード。着物の文様と色を合わせた大柄の帯があでやかな雰囲気を底上げしていました。
オールホワイトコーデの洋装はビッグジャケットにタイトスカートで好バランスに
1999年5月の春の園遊会は洋装で。デザインに特徴のある白のセットアップをお召しでした。


雅子さまがお召しになったのは、立体感のある織り生地が特徴的な白のセットアップ。ジャケットはやや長めで、膝丈のスカートはキュッとタイトになっていて、バランスが絶妙でした。靴やバッグ、アクセサリーもすべて白で統一。おしゃれ度をアップさせる帽子には大きなリボンもついていて華やかでした。
愛子さまご出産後初めての園遊会はクリームイエローの優しげな着物で
2002年4月の園遊会では、優しい色合いのクリームイエローの着物姿を披露されていました。



クリームイエローの品のある着物をお召しになった雅子さま。愛子さまをご出産後、初の園遊会とあって、お祝いの言葉がたくさん聞かれました。さっぱりショートヘアにも着物がお似合い。初めての春の園遊会のときと比べ、表情にも余裕が感じられ、着物の着こなしもよりさまになっていました。
白のセットアップに黒の小物でモノトーンコーデ
2016年4月に東京・赤坂御苑で開かれた春の園遊会では、雅子さまは、オフホワイトの帽子とスーツ姿でした。




雅子さまは、シンプルな白のセットアップにインナーも白、帽子も白で、バッグと靴だけ引き締めカラーの黒をセレクトされたモノトーンコーデ。モノトーンでも白が多めとあって、明るく軽快な印象でした。雅子さまは特段緊張された様子もありませんでしたが、招待者に声をかけられ途中で退席されました。
13年半ぶりに和装で園遊会に 春の陽気とリンクした優しい雰囲気の装い
2017年4月、雅子さまは、13年半ぶりに和装で、春の園遊会に出席されました。




それまでは、比較的はっきりとした柄の着物をお召しになることが多かった雅子さまでしたが、この日は違っていました。雅子さまがお召しになったのは、淡いペールブルーの地に、春と秋の小花と霞が描かれた友禅の訪問着。春の陽気とリンクした優しい雰囲気の着物でした。
明るいベージュに大ぶりリボンの帽子で華やかムード満点
2018年4月の春の園遊会にご出席された雅子さまは、ピンクがかったようなベージュのセットアップでお出ましに。




ジャケットの襟やカフスにはブレードが施されていて、存在感のあるシフォンの大ぶりリボンが特徴の帽子も相まって、とても華やかな印象。アクセサリーはすべてパールでそろえられ、上品で洗練された雰囲気のロイヤルファッションでした。
今年はどんなお召し物で出席されるのでしょうか。注目が集まりそうです。
●皇后雅子さま、家族そろっての4年ぶりのご静養はペールブルーのジャケットにスカーフで春満開ファッションで