料理・レシピ

ルッコラにはほうれん草の約2倍のビタミンC!「生食」が栄養をしっかり摂るカギ

ルッコラを食べるときに気をつけたい下処理と調理

ルッコラの栄養を余すことなく摂取するならば、下処理や調理の仕方を工夫してみましょう。ビタミンCやカリウムは水溶性の栄養なので、カットする前に水洗いするのがおすすめです。切ってから洗うと、切り口から栄養が流れてしまうので注意してください。

ビタミンCは加熱によって壊れやすい栄養素なので、ビタミンCをしっかり摂りたいときは生食にしましょう。トマトと合わせると彩りがきれいな一皿になります。サラダにしてもいいですし、パスタの具として飾るように盛り付けるのもおすすめ。おひたしにしても、さわやかな香りが際立ちおいしいですよ。

トマトとルッコラのパスタ
生のままでも加熱してもおいしい(Ph/photoAC)
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また、β-カロテンやビタミンE、Kなどの栄養は、脂溶性なので油と一緒に摂ることで吸収率が上がります。ベーコンとソテーにするのもいいですし、ドレッシングをかけていただくのもおすすめです。

一方で、栄養は少し落ちてしまいますが、加熱することで辛さや苦さが軽減されます。風味が強すぎると感じたときは、炒めたり茹でたりして和らげましょう。

◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん

野菜ソムリエの福島玲子さん
野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
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ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/

構成/イワイユウ

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