シャキシャキとした食感で炒め物によく使われる青梗菜(ちんげんさい)は、秋から春にかけて旬を迎える野菜です。おいしいものを選ぶコツと、正しい保存の仕方を野菜ソムリエプロの福島玲子さんから教えていただきました。
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葉と茎がポイント!良品のサインは“お尻ぷっくり”
青梗菜は中国から伝わった白菜の仲間です。加熱してもシャキシャキと歯ざわりがよい野菜で、中華料理などに使われるイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。秋から春にかけて旬を迎えますが、特においしいのが晩秋です。これからの時期がおいしい青梗菜を選ぶコツを知っておきましょう。
葉はピンとして緑色のものを選ぶ
鮮度のよいものを選ぶには、まず葉をチェックしてみましょう。葉先が傷んでおらずピンとして、ハリのあるみずみずしいものを選ぶのが◎。また、持った時に重たく、上から見た時に葉が多くぎゅっと詰まっているものが良品です。
色味はほどよい緑色のものを選ぶのがおすすめです。鮮度が落ちると葉の色が薄くなって黄色に変色します。また、色が濃すぎるものは成長しすぎているので、そういったものは避け、購入後も色落ちする前に調理してください。
茎は下部が丸くぷっくりしたものが◎
青梗菜は茎もチェックポイントです。茎の幅が広く肉厚で、下部が丸みを帯びてぷっくりとしているものは肉厚で水分を多く含み、歯ごたえと甘みがあります。
茎にツヤがあるものは収穫からの時間が比較的短いので、なおよいです。さらに、茎の切り口が白くみずみずしいのは新鮮な証拠です。