石原さとみ(30才)や藤原紀香(46才)、永作博美(46才)、小倉優子(33才)など、芸能界には「腸活」を実践している女優は多い。
腸活とは、善玉菌を強化し、正常な腸内環境を保って健康な体を手に入れることである。現在は、関連本が多数出版されるなど、一大ブームとなっている。
「腸を制するものは美を制す。そのくらい腸と美容の関係は深いんです」、『美女になる腸トレ』などの著書がある美腸アドバイザーの齊藤早苗さんはそう力説する。
「腸は不要な毒素の約75%を便で排出してくれていますが、便秘で老廃物がたまってくると、血液のなかに毒素が混じり、血行が悪くなる。肌のくすみやむくみにつながってしまうのです。また、新しい細胞を作ってお肌を新陳代謝させるには、腸が吸収するビタミンなどの栄養素が必要です。腸がうまく栄養を吸収できないと、肌荒れが起きやすくなります」(齊藤さん)
やはり、冒頭に挙げた女性芸能人たちの美肌には“腸のチカラ”が深く関わっていた。
永作は、美しさの秘訣について「腸内の流れを滞らせないために」と善玉菌がたっぷり入った甘酒を飲んでいると公言。石原は、発酵食品であるぬか漬けにハマり、自宅に“マイぬか床”を持っている。
藤原も、ヨーグルトやみそ、麹などをよく食べていることをブログで明かし、「腸活女子、がんばろ」と綴っている。小倉は腸活によって15年来の便秘が解消したとテレビで語っている。
食物繊維はバランスよく摂る
腸にいいといわれる食べ物は、発酵食品・オリゴ糖・食物繊維の3つ。これらを積極的に取り入れていきたい。おおたけ消化器内科クリニックの大竹真一郎院長が解説する。
「発酵食品は、善玉菌が多く含まれています。腸に取り込んだ発酵食品の中の善玉菌は、もともと腸にいた善玉菌を刺激して、元気にする働きをします。代表的なのは、ヨーグルトや漬け物、キムチ、納豆、みそなど。ヨーグルトなら、1日300gくらいの摂取を目標にしましょう。また、食前は善玉菌の働きを弱める胃酸の分泌が多いため、効果的ではありません」
オリゴ糖は、善玉菌のエサとなってさらに動きを活性化させる。
「大豆、玉ねぎ、キャベツ、じゃがいも、アスパラガス、ごぼう、はちみつなどにオリゴ糖は含まれています。ただ、自然食品に含まれている量はあまり多くないため、市販されている液体のオリゴ糖を購入するのも手。砂糖の代わりにヨーグルトなどにかけて食べましょう」(大竹院長)
食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維の2タイプがある。偏って摂取すると、便秘になってしまうこともあるので注意が必要だ。
「両方の食物繊維をバランスよく摂取することが大事です。水溶性食物繊維は、水分を吸収して便を柔らかくしてくれる。反対に不溶性食物繊維は、腸の働きを促すとともに、腸の中で水分を含んで便のカサを増して出やすくします。例えば、“玄米は食物繊維が豊富だから便秘にいい”と聞いた人が一生懸命玄米ばかりを摂っていたのですが、一向によくならないということがありました。これは、玄米には不水溶性食物繊維が多く、腸内が水分不足になってしまったためでした」(大竹院長)
水溶性と不水溶性の食物繊維は2:1が黄金比。バランスよく食物繊維を摂ってほしい。また、腸に冷えは禁物。腸を内側から温めるシナモンやしょうが、オリーブオイルなどを積極的に取り入れるとよい。
※女性セブン2017年8月24・31日号
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