料理・レシピ

芸能人餃子部・部長の鈴木砂羽が教える餃子の食べ方「私は辛党なので、餡の味がしっかりしていれば“酢ラー油”で」足繁く通う名店3つも紹介

餃子を掲げる鈴木砂羽
芸能人餃子部の部長を務める鈴木砂羽がおすすめする名店と調理のコツを紹介
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芸能界きっての「餃子好き女優」が勧める、女性ウケ間違いなしの名店を鈴木砂羽(52才)が紹介。そして「お店の味を家で再現してみたい」「美味しい餃子の作り方を知りたい」という読者のために、「味の秘密」を各店に聞いてみた。

芸能人餃子部・部長の鈴木砂羽おすすめの食べ方

芸能人餃子部の部長を務め、推定200軒以上の餃子を食べ歩いてきた鈴木は語る。

「作り手のこだわりや思いがあり、食べる側にも好みがありますよね。種類も食べ方もたくさんあるので、それぞれのマッチングによる“餃子宇宙”をみつけてほしい!」(鈴木・以下同)

おすすめの食べ方は?

「まず何もつけないで食べて、味を確認して決めます。私は辛党なので、餡の味がしっかりしていれば“酢ラー油”で食べる。でも、店主の方に聞くのが間違いないですよ」

餃子にかぶりつく鈴木砂羽
女優の鈴木砂羽
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92才のママがもてなすジャンボ餃子「餃子は一龍」

「92才の名物ママのパワフルな魅力も伝えたくて。餃子はもちろん、みんな大好きなママのパワーをもらいに来ていただけたら!」

「びっくり餃子」
「びっくり餃子」(5個825円)
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「ボリューム系餃子の中でも、お肉たっぷりで、旨みが口の中でジュワッと広がります。食べ応えがすごいですが、家庭の温かみが感じられる味わいなのもいい。明太子など7種の具材が楽しめる『ミックス餃子』(7個1650円)も衝撃的なおいしさで、昨年末の忘年会でも来ちゃいました」

「ミックス餃子」
「ミックス餃子」(7個1650円)
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【Point】材料は練りすぎない

餃子皮にあんをのせている
「餃子は一龍」の餃子あん
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豚肉、牛肉のほか、脂が少なく栄養価の高い牛ホホ肉を使用。すべて粗びきにし、キャベツや玉子などと混ぜ合わせる際に練りすぎないことで、それぞれの食感を残している。

◆「餃子は一龍」

鈴木砂羽と名物ママ
「餃子は一龍」の名物ママ(92才)
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東京都荒川区町屋1-5-7(町屋一丁目店)
営業時間:火~金11時~14時、17時~22時 土日祝17時~22時
定休日:月曜

『情熱大陸』出演の人気店!熟練の揚げ餃子「兆徳」

「どちらかというとノーマルな餃子が好きなのですが、この揚げ餃子は、熟練の揚げ方、餃子の餡の味、上にかかった餡の固さ、甘辛さ、すべてのバランスがパーフェクト。玉子チャーハン(800円)も絶品で、交互に食べたら止まらない。一緒に行った友人たちも、あっという間にたいらげました」

「揚げ餃子」
「揚げ餃子」(6個700円)※平日夜、土日のみ
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【Point】高温の油で短時間であげる

餃子を揚げている
短時間で揚げることで水分の飛びすぎを防ぐ
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餃子がかぶるくらいの高温の油で、全体に火がまわるようかきまぜながら揚げる。短時間で揚げることで水分が飛びすぎず、ジューシーな仕上がりに。特製の黒酢餡には、醤油、鶏・豚ガラのスープ、レモン、砂糖などを使用。

◆「兆徳」

チャーハンを持つ男性
「ニンニクなしだから気にせず食べて!」
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東京都文京区向丘1-10-5
営業時間:11時半~14時半、17時半~22時
定休日:月曜

パリッと一口で食べられる神戸餃子「餃子てんほう!」

「特製の味噌ダレでいただく神戸餃子のお店。焼く直前に包むので、フレッシュ感が全然違います。皮がすごく薄いのに、パリッともちっと感があって、餡もしっかり入っている。味噌ダレをつけても、つけなくてもとにかくおいしいです。新メニューのほんのりチーズ餃子や、しそ餃子も気になるので早く食べに行きたいです」

ほんのりチーズ餃子
「ほんのりチーズ餃子」(6個650円)※平日のみ
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【Point】キャベツ多めに

餃子のあんを混ぜている
キャベツの水分は切りすぎない
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餡は豚ひき肉に対しキャベツを多めに使用。キャベツの水分を切りすぎないことで、やさしい甘みとふんわりした食感が楽しめる。

【Point】皮の両端を空ける

手のひらに生餃子をのせている
両端は付けず、焼く面の皮の粉ははらう
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両端の空いている部分は、焼くことでパリッと仕上がる。きれいな焼き目にするため、焼く面の皮の粉をはらっておくと◎。

◆「餃子てんほう!」

親子
「親から子へ、味を引き継ぎました!」
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東京都世田谷区南烏山6-29-6徳永ビル1F
営業時間:71時~21時半
定休日水・日曜

◆女優・鈴木砂羽
1972年生まれ、静岡県出身。ドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)など、多数の作品に出演するほかバラエティ番組やマンガ執筆など幅広く活躍。出演映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』が5月23日に公開される。

撮影/菅井淳子 取材・文/辻本幸路

※女性セブン2025年3月6日号