料理・レシピ

体がポカポカに!しょうがの効果を最大限に活かす鍋食材とは?

身体に良く暖める効果があるとされる”しょうが”は、めっきり寒くなってきたこの時期には必須のアイテム。

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そこで今回、しょうがに期待できる効果をチェック。また、東京にある和食店「虎てつ」イチオシの“しょうがの効果”を引き出す鍋を紹介する。

しょうがはダイエット・美肌にも◎

まずは、しょうがが与える効果について。しょうがの辛み成分は、主にジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンの3つに分かれていて、それぞれが体に有効な役割を果たしている。

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【ジンゲロール】
生のしょうが成分。

血行不良の改善
血管を拡張させる作用があり、体の隅々まで熱が行き渡るように改善。そのため、血行不良による肩こり、頭痛の改善に期待できる。

吐き気の緩和
吐き気を抑える効果が期待でき、乗り物酔いやつわりにもいいと言われている。

老化防止・免疫作用向上
抗酸化作用が高いので老化防止に効果的。殺菌作用により胃腸の調子を整え、風邪や食欲不振にも効果あり。

【ショウガオール】
ショウガオールは加熱によりジンゲロールの一部が変化した成分。生の生姜には含まれていないので、ジンゲロールとは少し違った効能あり。

血を巡らせ体を心から温める
血液凝固を抑制し血液を体の隅々まで行き渡らせ、体の内側から熱を生成。ジンゲロールとは違い、体の心から温めじわじわとゆっくり冷えを解消してくれる。

抗がん作用
ジンゲロールよりも強い殺菌作用や抗酸化作用があり、抗がん作用が期待できる。

痛みの抑制・血行不良の改善
痛みはプロスタグランジンという物質が生成されるが、その働きを弱める作用があり。生理痛、頭痛に効果が見られる。

ダイエット・美肌効果
新陳代謝が促進され、血行の改善も期待できるので肌のシワやシミへの効果はもちろん、腸内で吸収される脂肪を抑えるとされているのでダイエット効果も高い。

【ジンゲロン】
加熱によってジンゲロールが変化した成分。

新陳代謝の促進
血行を促進し、体を温めて冷えを改善する働きがあり。体が温まると代謝が高まるため、脂肪を燃焼しやすい体にしていくことが期待できる。便秘改善の効果もあり。

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さまざまな効果があるしょうが。ぜひとも取り入れたいところだが、どうせならより効果を期待できる方法がいい。ということで、今回紹介するのが、しょうがをふんだんに使い、にんにくでコクを足したスープで豚肉とレタスを楽しむしゃぶしゃぶ。実は、しょうが、豚肉、にんにく、レタスは、一緒に摂取することで最大限の効果を発揮してくれる組み合わせの一つなんだとか。

では、しょうがの効果をより引き出す、食材それぞれが含む栄養素をチェック!