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【オバ記者連載4】体力測定で「70才」の判定に衝撃を受ける

当サイトがおくる好評連載『アラ還・オバ記者の悪あがき美容道中』。現在59才、バツイチ独身、自らを「女の崖っぷちから、一歩落ちている」というオバ記者ことライターの野原広子が、美容、ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。

スクワットにはげむオバ記者
スクワットにはげむオバ記者
写真1枚

オバ記者が目指すのは、還暦を迎えるその日までに人生の伴侶をゲットすること! 第4回となる今回は、体力測定の驚きの結果について…。

* * *

「体力年齢=70才前半」。

通い始めた30分の体操教室ですすめられて、体力測定をした結果がコレ。まだ60才にもなってないのに、70才って…。

体力測定は3つで、足首をバーにかけてする腹筋テスト、浅く腰かけた椅子から、片足で立ち上がって座る脚力テスト、それから前屈テスト。それぞれトレーナーが横について測定するんだけど、腹筋と脚力は30秒で何回できるか測る。「ううんッ」。体中の力を出したのに、脚力左右とも1回、腹筋2回だった。

そんなバカな! 中学時代はバレーボール部のアタッカー。高校時代はマラソン大会で4位になり、20代前半はテニススクールで“強打”で鳴らした。32才のとき、ボクサササイズを習っていたときは縄跳び500回、腹筋30回、側筋30回は軽いストレッチ替わり。40代、50代だってジムに入っていろいろと…。

確かにここ数年は、軽いヨガしかしなかったけど、だからといってスポーツウーマンだった過去の残骸が、体のどこかに残っていないのかよ!

ジムでも自身の衰えを自覚…

納得いかないまま、サーキットトレーニングに行ったときのこと。どう見ても70代の細身、白髪の女性が腹筋を始めた。1回、2回、3回…。「はい、10回ですね」。トレーナーは驚く様子もなくストップウォッチを押した。続いて、片足立ち上がり。こっちも1回、2回、3回…。「ハイ、5回ですね」。

次は40代後半のかなりぽっちゃりの女性。マジメに筋トレする気、あんのかとツッコミたくなるバッチリのメイク。それで寝転がって後頭部で両手を組むさまは「裸のマヤ」だ。ところがこっちも、1回、2回、3回…。すらすらと体を動かすではないの。

さあ、この現実、どうする。さっきの70代の白髪女性が真向いのマシンに取りついている。スニーカー、だっさーい。そのトップスも何年前の? 心の中で毒づいたところで、ここでモノをいうのは、体力だけ。

どよ~んとしたままトレーニングを終え、「みなさん、すごいですね」とトレーナーに話しかけると、「人と比べない。昨日の自分に明日勝てばいいんです」と、弾むボールのような小柄なトレーナーが私の目を見て、ビシッと決めた。

下半身に効く自主トレを学習

そして自主トレにスクワットをすすめ、その正しいやり方を教えてくれた。

「手は後頭部。つま先とひざの向きを揃えて、背筋を伸ばします。つま先より先にひざが出ないように、お尻を突き出し加減でゆっくりと腰を沈めて、ゆっくり立ち上がります。腰を沈める時に息を吐き、立ち上がるときに吸う。足を大きく広げてすると、太ももの裏側に効きますよ」

これを10回、1日に2セットするといいらしい。腰をどれだけ深く沈められるかで、効き方も変わってくる。ポイントは、「ちょっとキツイ」だそう。そして、「昨日の自分に、明日は勝つ」。

次回の体力測定は3か月後の11月だ。

オバ記者(野原広子)

1957年、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある

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