昨年、11か月で7kg痩せた“月曜断食”を今は「お休み中」というオバ記者。
リバウンドはほとんどなく食生活は普段どおりに戻したというが、今、ハマっているのがそばだとか。そんなオバ記者がそばとダイエットの関係について綴る。
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2月から3月3日まで、わが郷里・茨城県桜川市はひな祭りで大にぎわい。街中の旧家に江戸時代から伝わるひな飾りを一般公開するイベントで、ふだんは人もまばらな町に連日、東京、千葉、埼玉、神奈川から人がやって来るの。
91才の母親は、手作りの七味唐辛子や切り干し大根を売りに屋外で店開き。寒風吹きすさぶ中、「いつ倒れてもおかしくないからやめて」といくら言ってもやめやしない。仕方ないから週末ごとに様子を見に行っているんだけど先日、すごくショックなことがあったの。
近所の人から「太った?」と衝撃の一言
近所の母親と同じ年のおばあさんから、「広子ちゃんけ? いや~、わかんなかった」と言われたのよ。さらに「太ったのけ?」と追い打ち。あわててグリグリ巻きにしたマフラーを外して顔を見せたけど、撤回してくれなかった。
このばあさん、昔から思ったことをズケズケと言うけど、決してウソはつかない人。第一、「太った」と言われたら人は傷つく、なんて思ってもいない。それだけに「広子ちゃんけ?」が頭から消えてくれないんだわ。
正直、この2週間、体重計に乗っていなかったの。だけど、ユニクロのパンツはXLからLでちょうどいいし、パツパツのジーンズのボタンもすんなり止まる。おかしいな~と思って鏡を見たら、右頬だけ腫れているじゃないの。そういえば昨夜から歯茎がうずいていたっけ。
3食のうち1食をそばにする「そばダイエット」も
「なんだ、これか」って、思わずホッと胸をなでおろしたら急に足が軽くなってね。町中をうろうろしていたら、そばを打っているところに出くわした。銘酒『花の井』の造り酒屋、『西岡本店』の敷地内で、けんちんそばが売られていたの。
そういえば高2の冬にここでアルバイトしたっけ。同級生と3人、ちゃんちゃんこを着て日なたで瓶のラベル張り…なんてことを思い出しながらすするそばのおいしいこと!
最近、田舎に帰ればそばを食べている。茨城は良質なそば粉の産地で、どこで食べてもおいしい。そういえば、3食のうち1食をそばに置き換える「そばダイエット」がブームになったことがあったんだよね。
そばはご飯やうどんよりも血糖値が上がりづらい
そばにはビタミンやミネラルなどダイエットに有効な成分が多く含まれているし、ご飯やうどん、パスタのように食べてすぐに血糖値が上がらない…ってことは満腹感を持続しやすいからダイエットに向いているんだって。
衣たっぷりのかき揚げのトッピングはやめたほうがいいけど、けんちん、きのこ、大根おろし、わかめも◎らしい。
それはともかく、昔から不思議だったんだけど、男も女も50才を過ぎると、そばに対するこだわりが強くなるんだよね。それだけじゃない。そば好きがいったん口を開くと、あそこの割り下は甘すぎだの、ダシのかつお節がよくないだの、語る語る。ああ、うっとうしい。
と、さんざん悪口を言っていた私が、いつの間にか“寝ても覚めてもそば”の人になっていたんだから、笑っちゃう。
ここのところ、立ち食いそばも含め、しょっちゅうそばを食べているけど、ウエストまわりは相変わらず。そばは太らないって、本当かもよ。
オバ記者(野原広子)
1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
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