昨年、“月曜断食”を7か月続けて11kgのダイエットに成功したオバ記者。
体調の変化を今も感じているようで…。連載127回となる今回はダイエット中は避ける人も多い白いご飯について、オバ記者なりの見解をお届けします。
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最近、「有働由美子さんに似ている」と言われるようになったとここに書くと、「そうそう目のあたりがそっくり」だの、「あごのラインが似ている」だの、「愛嬌のある鼻なんかも」だのと、まあ、いろんなことを言われるんだわ。
有働アナのように背中の開いたドレスを着たい
「そっかな~」とか軽く否定しつつ、私が思い浮かべているのは紅白歌合戦の司会をしていた彼女の思いっきり背中の開いたロングドレス。肩から肩甲骨にかけてのラインがシェイプされて、キレイだったもんねぇ。あと10kg痩せたら、私も背中の開いたドレスが着られるかな~、なんてね。
いやいや、危ない、危ない! 61才の私が目指すのはあくまで、“シュッとしたイケてるおばさん”。膝が痛い、腰が痛いと言わず、軽やかに動ける体になればそれでいいんだって。で、今回はご飯の話。
昨年11月で“月曜断食”を休止してから、炭水化物、解禁。ご飯ほか、そばやパンも普通に食べている。朝からカレーライスを食べることもあるし、大好きな立ち食いそば店巡りもする。ラーメンだって、食べたいときは食べてる。さすがにそんな日が続くと、痩せてから「ピッタリ!」のジーパンがピチピチになるし、お腹周りのぜい肉も厚くなっている、ような。
そうなると体重計になんか乗るもんか。「ダイエットの第一歩は、現実直視? はいはい、明日はきっとね」とか何とか、心の中で言いながら…。これまでの経験で言うと、だいたいこの段階で3kgは太っているんだよね。そうしたらあとは坂道を転げ落ちるよう。4~5kg増なんて、あっと言う間よ。
炭水化物を解禁後、体重計に乗ってみると…
ところが、なの。年明けてから、「ああ、どうにでもなれ」と開き直って体重を測ると、最高に痩せた11kg減+2kg。先日は区の検診で、病院の体重計で看護師さんが測ったら、そこから1kg減っていた。要はリバりそうで、リバってないんだって!
なんで? 振り返ってみると、ご飯もそばもおいしいけど、以前のように白いご飯を食べても食欲のスイッチが入らないんだよね。子供のころからマグロの刺身は私の大好物で、白いご飯と組み合わせたらダイエッター必殺メニュー。「ご飯3杯、軽い、軽い」で、60才まで生きてきたのに、今はご飯は1杯だけで、マグロの刺身だけ黙々と食べている。
その分、マグロの刺身の味にはものすごくうるさくなって、暇さえあればデパートや、ここぞというスーパーで上物のアラをあさっているわよ。寿司屋でも、養殖と天然ものか、瞬時にわかるんだから。
キケンなのはカレーね。自分でスープから作ったチキンカレーは、ついついおかわりしちゃうから、作った日に冷凍することにしている。
白いご飯の地位が自分の中で大きく変わった
以前と大きく変わったのは、私の中のご飯の地位。以前は1年中、ドーンとど真ん中にいたけど、いまは「今回はセンターにいてもいいよ」って。いわば、長年連れ沿った夫婦みたい。
ゆるい糖質制限の”月曜断食”を7か月続けたおかげで、炭水化物の正体が見えたのよ。男と同じでさ、おいしいことはおいしいけど、夢中になるほどのものではないって、引いて見るようになったんだわ。“月曜断食”を休止してから3か月もたつのに、元の“ご飯大好き体質”に戻らないんだね。
思えば18才で上京してすぐは、まかない付きの寮に入っていたけど、それから43年間、ずっと自炊。その時々で、自分の食べたい食材があったけど、こんなに変わったのは初めてよ。
たとえば、無性に葉物サラダ、どうしても野菜料理が食べたくなる。毎回、すりおろした生姜を入れためかぶと、欠かさず豆腐やがんもどき。キノコ類もほぼ毎食。
こうして並べてみると、“老人好み”という気がしないでもないけど…、まあ、いいか。誰が何と言おうが、今年は“シュッとしたイケてるおばさん”になるんだから!
オバ記者(野原広子)
1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
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