加入したまま放置している保険、一度登録したきりになっている動画のサブスクサービスなど、月額や年額で支払っているもの。思い当たるものはありませんか?
なかには、会費を支払っていることすら忘れている場合もあります。
お金のプロフェッショナルである節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに、特に見直しをしたほうが出費や、忘れがちになっている出費、また解約時の注意点についてうかがいました。
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不要なサブスクサービスの料金を払わないためには?
音楽配信や動画配信などのサブスクリプションサービスを利用しているかたは多いのではないでしょうか。初月や3か月間無料になる初回入会キャンペーンに誘われ、登録したままになっているパターンも多いです。
いつの間にかサブスクの有料期間に
サブスクリプションサービスで無駄な出費を削るカギは、無料期間がいつまでなのか確認すること。もちろん、普段利用しているものはいいですが、有料期間になっているのに登録していることを忘れて、知らぬ間に何年も払い続けていたということもあります。
月に一度は余計な出費がないかチェックを
請求書のペーパーレス化によって明細をチェックしなくなり、余計な出費に気が付かないという人も多いものです。またスマートフォンのキャリア決済を使用していると、例えばauの“かんたん決済”のように携帯電話の利用料金とそのほかのサービス契約料ひとまとめになっていることも。
すると、その金額の詳細が可視化できず、忘れている出費があることもあります。使っていないのに、お金だけ払うのはムダの極みです。家に届く請求明細書はもちろん、キャリアのマイページなども月に一度など定期的にチェックするクセをつけましょう。
面倒でも不要なサービスは解約を
スマートフォンの解約やネットを使ったサービスは、解約方法がわかりづらいものもあります。電話でしか解約ができないもの、ネットでしか解約ができないもの、さらに最近では窓口対応に別途手数料がかかるものも。インターネットで「○○(サービス名) 解約」と検索すると、解約についてのサイトは必ず出てきますので、分からない場合は一度検索してみてください。
自身での解約に自信がないかたは、ご家族に手伝ってもらうといいと思います。解約手続きが面倒でそのままになっているものがあったら、やってみてください。