健康・医療

痩せの基本は睡眠!お風呂上がりの「代謝UPリンパマッサージ」で眠活

「美は自律神経を整えることから」を掲げ、ナイトケアアドバイザーとして活躍中の小林麻利子さん。

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本連載では、小林さんが良質な睡眠を確保することで、“キレイ”を実現する「うっとり美容」を指導。連載3回目は、毎日の習慣にすると痩せやすくなる「リンパマッサージ」の仕組みと方法をご紹介。

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「リンパマッサージでデトックス!」や「リンパの流れが重要」といった言葉をよく目にするかと思いますが、リンパについてちゃんと理解している人は実は少ないのではないでしょうか? そこでまずは、リンパについて説明します。

なぜリンパの流れをよくする必要があるのか?

約60%が水分でできている人間の体。心臓と血管が血液を循環させることで、体の水分をリフレッシュさせています。心臓から拍出された血液は、全身を巡って心臓に戻る。さらに、血液の液体成分は酸素と栄養素を細胞へ届けるために動脈側の毛細血管から流出しています。

細胞の中で古くなった水分の約8割は静脈に戻りますが、約2割の水分は血管から染み出して、体に編目のように張り巡らされている「リンパ管」に回収されます。この水分の正体が「リンパ液」です。

リンパ管は合流を繰り返して太くなりますが、その通り道に「リンパ節」があります。リンパ液は老廃物や細菌をリンパ節でろ過し、キレイな状態に戻ってから静脈に入って心臓へ戻るのです。もしもリンパ液がリンパ管を通って静脈に戻らないと、そのまま体にたまって「むくみ」となってしまいます。

また、体内の水分がリフレッシュされないと、老廃物の蓄積などで新陳代謝が低下し、太りやすい体に…。このため、常にリンパの流れをよくしておくことが、ダイエットへの近道と言えるのです。

リンパマッサージのコツやメリットとは?

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心臓のようなポンプ機能がないリンパ管は、筋肉の動きに合わせてゆるやかに動くもの。そのためマッサージをすることで、その流れを促進することができます。

リンパ液は心臓に一方通行で向かうので、マッサージはその流れに沿って、体の末端から心臓に向けて行います。このとき、リンパ節を軽く圧迫するのがコツ。リンパ節は全身に約800か所ありますが、特に密集しているのが鎖骨、耳の下、脇の下、お腹、鼠径部、足の裏です。

【次ページでリンパマッサージの方法をご紹介!】