アサヒグループ食品が2016年12月に実施した「ダイエット・トレンド調査」によると、73%の人が「ダイエット中」あるいは「現在はしていないが、ダイエットしたい」と答えたそう。
ダイエットの目的は、上位から順に「健康」「引き締め」「減量」「スタイルをよくする」で、目標は「マイナス2、3kg」が22%で1位だった。
でも、「ダイエット志向の女性の中には、実際には太っているのではなく、たるんでいるだけの“おたるみさま”も少なくありません」と、整形外科医師で、「Dr.KAKUKO スポーツクリニック」院長の中村格子さんは話す。
あなたは、“おたるみさま”? それとも“おふとりさま”
□ 1日の中で座って過ごす時間が長い
□ 猫背気味だ
□ 下腹のポッコリが気になる
□ 肩がコリやすい
□ 便秘気味だ
□ 産後から体型が変わった
上の6項目に当てはまる場合、体重は決して重くないのに、筋肉量が少なくて肌がたるんでいる“おたるみさま”の可能性が。そうなると、残念ながら年齢以上に老けて見えてしまっているかも。
□ お腹以外は細身体型
□ 日頃から運動不足気味だ
□ 最近、太りやすくなった
□ 代謝が悪くなった、と感じている
□ 階段の上り下りがつらい
□ 体を動かすとすぐ疲れる
「上の6つの項目に当てはまり、体重が重いのなら、脂肪が多くて、肌がたるんでいる“おふとりさま”になります」(中村さん。以下、「」同)
30代以上の女性がたるんだり、太ったりする理由は筋肉量の減少!?
「運動をしていないと、本来、筋肉の元になるはずの『筋サテライト細胞』に脂肪が生まれて、霜降り状態になって『筋細胞外脂肪』に。皮下脂肪や内蔵脂肪は食事で改善することもできますが、筋細胞外脂肪は食事を減らしても筋肉量が減って、たるんでしまうだけです」
これを解消するには運動で筋肉を付けて引き締めつつ、良質のたんぱく質を補充する必要があると中村さんは話す。特に摂るべきは、必須アミノ酸のひとつである「ロイシン」。
「牛乳やプロセスチーズ、豚肉などにもロイシンは含まれますが、効率よく摂取したいのなら、中性脂肪を軽減する効果ももつ『大豆たんぱく』を選ぶのがオススメです」