全身ブルーのドレスは同色柄で華やかさと気品をキープ
1999年12月には、首都のブリュッセルにあるサン・ミッシェル大聖堂で行われたフィリップ国王(当時は皇太子)の結婚式に参列するため、ベルギーを訪ねられた天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。
「ブルーのドレスは同色の柄や光沢のある素材感がとても華やか。デザイン性のある帽子やバッグ、シューズも同色の柄で統一され、特別感のある着こなしになっています。パールがあしらわれたアクセサリーのツヤ感や白のカラーが抜け感となっていますね。全身ブルーでまとめたコーディネートも、落ち着いたブルーなので、高貴で大人っぽい雰囲気にまとまっています。ワントーンのコーディネートは、同じ素材だけで統一せず、同色の柄や光沢感を取り入れることで、重たくならず、メリハリと立体感のあるコーディネートに仕上がります」
ブルーのチェック柄のツーピースはゴールドのアクセサリーで明るい印象に
1999年、天皇陛下(当時は皇太子)39歳のお誕生日の記念撮影では、雅子さまは、ブルーのチェック柄のツーピースに、葉っぱモチーフのブローチとイヤリングはともにゴールドをセレクト。
「ブルーのチェック柄は、ジャケットとスカートでチェック柄の大きさが異なり、柄が細かいボトムはより華奢に見えます。ブルー地に黒のチェック柄なので、ブルーの色味がほどよく落ち着いた雰囲気になっています。また、マットゴールドのイヤリングやブローチが大人っぽく、コーディネートのアクセントに。寒色系の洋服にゴールド系のアクセサリーを合わせることで、温かみも感じられます」