まだある!それ以外のレタスたち
・シーザーサラダの定番!「ロメインレタス」

原産はエーゲ海のコス島のため、「コスレタス」とも呼ばれる。外葉は深い緑色で、ほのかな苦みがある。葉脈によるシャキシャキとした食感が特徴。カリウムや、ビタミンB群、葉酸も多く含まれている。
・花のような形状が愛らしい「サラダ菜」

同じく結球の玉レタスと比べ、緑色が濃く食感はやわらかい。カリウムを多く含み、サニーレタスよりは少ないもののビタミンA(β-カロテン)も含まれている。味にクセがないため、サラダ以外に炒め物などにも最適。
・やわらかめの結球タイプ「ブーケレタス」

葉がやわらかく、味にクセがないため和洋中さまざまな料理に合わせやすい。葉は手でちぎりやすく、包丁不要で手軽に調理できるのもポイント。葉の形を生かし、サラダやサンドイッチなどに加えると見た目が華やかに。
・非結球だから包みやすい!「サンチュ」

リーフレタスの一種。波打つようにヒラヒラとした葉の形状が特徴。レタス類の中で最もカリウムと、ビタミンA(β-カロテン)が多い。葉に厚みがあるため、焼き肉など熱い料理を巻いて食べるのが定番。
・β-カロテンやカリウム豊富「グリーンリーフレタス」

ひらひらとした鮮やかな緑の葉で、料理を華やかにする。サニーレタスに比べてもβ-カロテンの量が多いのが特徴。カリウムも多い。チコリ酸のポリフェノールを含み、抗酸化作用などが期待できる。
・シャキシャキ感が楽しい「フリルレタス」

レタスの中でもビタミンCの含有量が多め。2~4℃で4日ほど保存すると、ビタミンCの量は半分以下に減少する。一方、抗酸化作用のあるポリフェノールなどは増加するという報告も。茎よりも葉の方が抗酸化力が高い。
おいしく食べ切るポイント
【生食の場合は食べる直前に軽く水につける】
シャキッとした食感を生かすことができる。
【しっかりと水けを切る】
水っぽくならずに味がよくしみ込む。
【保存は冷蔵室へ】
貯蔵最適温度は0℃のため野菜室よりも冷蔵室の方がおすすめ。
◆教えてくれたのは:管理栄養士・フードプランナー・野菜ソムリエ上級プロ 岸村康代さん

「おいしさ」×「健康」を兼ね備えたレシピ提案やダイエット指導を行う。『続食べ 結果が出る食べ方がカンタンに続く方法』(かんき出版)など著書多数。
撮影/玉井幹郎、深澤慎平 取材・文/川越光笑