だったらジムなんかに行かずに、あのままウオーキングを続けていたほうがよかったんじゃない?と考え、歩くのやめたをやめたの。痩せるかどうかは横に置いても、歩いて足腰を鍛えて悪いことは何ひとつないしね。
だけど歩こうとするとまずは靴。スニーカーだと20分くらいで足裏の、土ふまずと中指の中間あたりがジンジンと痛くてどうにもならない。それでも脚を引きずりなから歩いていたら、今度は腰まで痛くなってきたんだわ。
そんなときよ。地味な住宅地の、地味なビルの1階で、「免震 中敷きウオーキングシューズ」という文字を見つけたの。どんな靴か聞けば、分厚くて反発力のある中敷きを私に合わせてその場で作ってくれて、数週間後にまた歩きぐせなどを中敷きの皮の擦れ具合で見て微調整をしてくれるという。「試しに」と勧められて履いたとたん、うんもすんもない。お買い上げ、決定よ!
で、いくつかのデザインの靴を買ってはいた結果、本気で歩こうと思ったら、足首が包まれているショートブーツの履き心地が極めつきだね。だから、「いい靴、ないかしら」と聞かれると、自分の足を突き出して靴を見せ、「駒込の『えこる』」と迷わず。
値段は3万円弱から4万円弱と、決して安いものではないけれど、履くと納得。歩くと2足目も、3足目も欲しくなって、私の親戚、友達、友達の家族…。店の回し者よろしく、いったい何足、何人が買ったことやら。