健康・医療

《熱中症予防や老廃物デトックスも》健康&若返りを目指す「汗活メソッド」のポイント「6~8時間の睡眠をしっかり」「ながら運動や食事で発汗」「入浴は短時間でも効果的」

《基本のキ》自律神経を整える

【1】6~8時間の睡眠をしっかりとる

睡眠中や休息時間は、副交感神経が優位になり、体の疲労回復やメンテナンスが行われ自律神経が整いやすくなる。「個人差はありますが、6〜8時間の充分な睡眠をとって体をしっかり休めましょう」(谷口さん・以下同)

6~8時間の睡眠をしっかりとる
6~8時間の睡眠をしっかりとる(イラスト/飛鳥幸子)
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【2】日光を浴びて体内時計をリセット

体内時計には、ホルモンの分泌や自律神経のリズムをコントロールする働きがあるが、毎日少しずつ狂いが生じるため、調整が必要。「起床後、日光を浴びることで、体内時計を正常な状態に戻すことができます」

日光を浴びて体内時計をリセット
日光を浴びて体内時計をリセット(イラスト/飛鳥幸子)
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【3】1日3回の食事でリズムを整える

不規則な食生活や栄養不足は自律神経のバランスを乱す原因に。「1日3食、栄養バランスのとれた食事を、ある程度決まった時間に食べることが大切です」

【4】アルコールやたばこは控える

「過剰なアルコールやたばこには、交感神経を興奮させる作用があるので注意しましょう。アルコールには、睡眠のリズムや質を低下させる作用もあるので控えめに」

《日常編》ながら運動や食事で発汗

【1】椅子スクワットで下半身の筋力アップ

筋肉量が減少すると体内の水分量が不足し、汗をかきにくい状態に。「筋肉量の多い下半身を鍛えるスクワットを。筋トレを行う時間がない人は椅子に立ったり座ったりを繰り返すだけでも効果的です」(谷口さん)。

椅子スクワットで下半身の筋力アップ
椅子スクワットで下半身の筋力アップ(イラスト/飛鳥幸子)
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【2】家事エクササイズで汗をかきやすくする

掃除や料理などの家事を、汗をかく時間にすると続けやすい。「窓拭きや床拭きは体を大きく動かせます。料理をしながらかかとを上下させるだけでも、汗腺を刺激し汗をかきやすくなります」(比留川さん)

家事エクササイズで汗をかきやすくする
家事エクササイズで汗をかきやすくする(イラスト/飛鳥幸子)
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【3】発汗作用のある食材を積極的に摂取する

「にんにくやしょうが、唐辛子、スパイスなど発汗作用のある食材がおすすめ。汁物や野菜、果物など水分の多い食材も積極的にとりましょう」(谷口さん)

【4】水分補給はこまめに。1日1.5リットルを目安に飲む

「1日に1.5lを目安に水を飲み、体内の水分量を充分に保ちましょう。ペットボトルなどの水を持ち歩き、少量ずつこまめに飲むのがコツです」(比留川さん)

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