【食材ひとつで】そのままでもアレンジでもおいしいボリュームおかず
切るなどの下ごしらえも最小限。そのまま主菜でも、副菜のボリュームアップ としても大活躍。
「ささみのにんにくじょうゆフライパン蒸し」のレシピ
下味をつけて蒸すだけ。冷ます間に味がなじむ。

《作り方》(作りやすい分量)
【1】鶏ささみ8本(400g)は水気を拭き、筋を除く。
【2】フライパンに【1】、しょうゆ・みりん各大さじ2、サラダ油小さじ2、おろしにんにく小さじ1を入れて絡め、10分おく。
【3】蓋をして中火にかけ、ふつふつとしたら弱火で2分蒸し焼きにする。上下を返し、再び蓋をして2〜3分蒸す。取り出して冷ます。
【アレンジ】細かく裂いて白髪ねぎとラー油と和える
「牛肉のごまマヨ和え」のレシピ
加熱のワザで牛肉が驚くほどやわらかな食感に。

《作り方》(作りやすい分量)
【1】牛切り落とし肉400gはざっくりと8等分に分ける。
【2】小さめの鍋に水1Lを沸かし、水2カップを加えて混ぜ、弱火にする(湯の温度を約70℃にする)。【1】をひとかたまりずつ入れ、ほぐしながら火を通し、ざるに上げて水気を切る。
【3】ボウルに【2】、しょうゆ大さじ1/2を入れて混ぜ、粗熱をとる。
【4】別のボウルにマヨネーズ大さじ3、しょうゆ・みそ各大さじ1/2、砂糖小さじ2を入れて混ぜ、汁気を切った【3】を加えて和える。白すりごま大さじ2を加えて混ぜる。
【アレンジ】サラダにのせてボリュームアップ
「塩さばの甘酢漬け」のレシピ
くさみ抜き不要の塩さばを焼いて、簡単甘酢漬けに。

《作り方》(作りやすい分量)
【1】塩さば3枚(約450g)は水気を拭き、腹骨と小骨を除いて3cm幅のそぎ切りにする。
【2】魚焼きグリル(予熱なし)に【1】を並べて強火で5〜8分焼いて火を通し、保存容器に取り出す。
【3】水大さじ4と1/2、酢3/4カップ、砂糖大さじ3、塩小さじ1/4を混ぜ合わせる。
【4】【2】に【3】を加え、ときどきスプーンで汁をかけながら粗熱をとる。蓋をして冷蔵室でひと晩漬ける。
【アレンジ】粗くほぐしてすし飯の具に
【「塩さばの甘酢漬け」アレンジ】「甘酢塩さばのわかめ和え」のレシピ

《作り方》(作りやすい分量)
【1】塩さばの甘酢漬けのさば2切れは粗くほぐす。乾燥わかめ1gは水に5分つけて戻し、水気を絞る。
【2】ボウルに【1】、塩さばの甘酢漬けの漬け汁大さじ1を入れて和える。
「豚こまのソース辛子唐揚げ」のレシピ
豚こまを丸めて使えば少ない油&短時間で揚がる。

《作り方》(作りやすい分量)
【1】ボウルにウスターソース大さじ3、練り辛子大さじ1/2を入れて混ぜる。豚こま切れ肉400gを加えてもみ込み、室温に20分おく。16等分にし、丸く平らに形を整える。
【2】バットに片栗粉適量を広げ、【1】を入れて軽く押しつけ、両面にまぶす。
【3】フライパンに深さ2cmまで揚げ油を入れ、160℃に熱する。【2】の半量を入れてこんがりとするまで4〜5分揚げ、取り出して油を切る。残りも同様に揚げる。
【アレンジ】レタス、マヨネーズとパンで挟んで、サンドイッチにする
◆教えてくれたのは:料理研究家 小林まさみさん

工夫が満載の作りやすいレシピが人気。『小林まさみの料理教室 ていねいな献立づくりがわかる本』(山と溪谷社)など著書多数。
撮影/豊田朋子 取材・文/平井薫子
※女性セブン2025年10月9日号