料理・レシピ

《これさえあればあと1品が手軽に》アレンジ自在「ゆで鶏」「塩豚」「鮭フレーク」基本レシピとアレンジレシピ

「鮭フレーク」のレシピ

ごちそうフレークは新米のお供にも最高!

旬の秋鮭を使って自家製フレークに。手作りだから安心安全で、ほぐし具合も好みで調整できる。

「アルミホイルの上で焼くから、後片付けも簡単。冷蔵室で乾かした後は、自家製塩鮭としても楽しめます」

「鮭フレーク」
「鮭フレーク」
写真20枚

《材料》(作りやすい分量)

生鮭の切り身…4切れ(350〜400g) 塩…大さじ1/2 サラダ油…小さじ1 しょうゆ…小さじ1/2

《作り方》

【1】鮭は全体に塩を振ってなじませる。皮目を上にして、バットに重ねた網に並べる。ラップをかけずに冷蔵室に入れ、ひと晩おいて乾かす。

【2】魚焼きグリルにアルミホイルを敷き、【1】を皮目を上にして並べる。弱火で5分、上下を返して2分焼き、もう一度裏返して2分焼く。

【3】アルミホイルの上で鮭をひと口大にほぐしながら小骨を除く(皮もひと口大にほぐす)。サラダ油、しょうゆを回しかけてさっと混ぜ、保存容器に入れて冷蔵室で保存する。

《Point》

鮭の裏表全体に塩を振っている
鮭の裏表全体に塩を振ると水分が抜け、旨みが凝縮
写真20枚

「塩を多めに振ることで、鮭がしっかり脱水され、くさみも抜けます。両面の全体にまんべんなく振りましょう」

鮭の切り身
冷蔵室でおく前
写真20枚
鮭の切り身
冷蔵室でおいた後
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「ひと晩おくとくさみが抜けて、旨みが増します。ラップをせずに冷蔵室におくことで、干したような質感に」

おく前と比べると、色が濃くなり身が締まっているのが分かる。

ほぐした鮭に調味料をかけている
焼いてほぐしたら、仕上げに調味料と油を絡め、旨みとしっとり感をプラス
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「しょうゆで旨みを、サラダ油でしっとり感をまとわせます」

【「鮭フレーク」アレンジ】「鮭とアボカドのチーズオムレツ」のレシピ

アボカドとチーズのなめらかさに鮭の塩味がマッチ。

「鮭とアボカドのチーズオムレツ」
「鮭とアボカドのチーズオムレツ」
写真20枚

《作り方》(2人分)

【1】卵3個はボウルに割りほぐし、塩・粗びき黒こしょう各少量、鮭フレーク50gを加えて混ぜる。

【2】アボカド1個は1.5cm角に、クリームチーズ2個(約30g)は1cm角に切って、【1】に加えて混ぜる。

【3】約20cmのフライパンにバター10gを中火で熱し、バターが溶けたら【2】を流し入れて蓋をする。1分焼いて弱火にし、さらに5分焼く。食べやすく切って器に盛る。

【「鮭フレーク」アレンジ】「鮭とまいたけののり和え」のレシピ

包丁不要で一品。鮭とまいたけの旨みでだしいらず。

「鮭とまいたけののり和え」
「鮭とまいたけののり和え」
写真20枚

《作り方》(2人分)

【1】まいたけ1パック(100g)はひと口大にほぐす。赤唐辛子1本は種を除いて半分にちぎる。

【2】小鍋に水1/4カップ、酒大さじ1、しょうゆ・みりん各小さじ1、鮭フレーク50g、赤唐辛子を合わせて中火にかけ、煮立ったらまいたけを加え、蓋をして弱火で3分煮る。

【3】焼きのり1/2枚をちぎって加え、ひと混ぜする。

◆教えてくれたのは:料理研究家 高山かづえさん

白いエプロンをした女性
料理研究家の高山かづえさん
写真20枚

おいしく作るポイントを押さえたレシピが好評。著書に『レンジでかんたん、体ととのう スープの冷凍ストック&アレンジ』(マイナビ出版)など。

撮影/豊田朋子 取材・文/平井薫子

※女性セブン2025年10月9日号

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