
秋の野菜売り場の主役といえば、種類も豊富に並ぶきのこたち。それぞれに香りや旨みが豊かで、炒め物からスープ、和え物まで、毎日の料理に大活躍。さらにダイエットや腸活、節約にも役立つ。そんな神食材をもっとおいしく、効果的に摂れる最強レシピを紹介。「食感を活かすと満足感アップ!」と話す、料理家・フードスタイリストのダンノマリコさんが教えるレシピで、今年の秋はきのこ料理がワンランクアップ!
かさましでヘルシー&節約に
きのこ類は、低カロリーで食物繊維が豊富なダイエットにうれしい食材。価格も手頃なので、肉や魚の代わりにきのこを主役にすれば、食費も抑えられます。
※きのこ類は石づき、根元を除いたものを使用しています。
「きのこと鶏胸肉のごまみそ炒め」のレシピ
噛みごたえと旨みの強いきのこをしっかり焼きつければ、まるで肉!
《作り方》(2人分)
【1】ひらたけ・まいたけ各1/2パックは大きめにほぐす。ピーマン2個(60g)は乱切りに、にんじん1/3本は縦半分にしてから、7~8mm厚さに切る。鶏胸肉200g(小1枚)は1.5cm厚さのそぎ切りにしてから小麦粉を薄くまぶす。
【2】 みそ・砂糖・みりん・すりごま各大さじ1/2、酒大さじ1を混ぜ合わせておく。
【3】 フライパンにごま油大さじ1を入れて弱めの中火にかけ、きのこを加えてしっかりと焼き色がつくまで全面を焼く。
【4】【1】の残りの食材を並べ入れて焼き、鶏肉に7割ほど火が通ったら、野菜を脇に寄せる。鶏肉ときのこの上に【2】を加え、照りが出るまで絡めながら焼く。
【5】すべての具材を炒め合わせる。
「鮭ときのこのゆずこしょうマヨネーズ焼き」のレシピ
大きめ食材とゆずこしょうが効いたマヨでボリューミーな味わいに。

《作り方》(2人分)
【1】鮭の切り身2切れ(200g)は全体に軽く塩を振る。30分ほどおいたら水分を拭き取り、骨を取り除いて2〜3等分に切る。しいたけ4枚は半分に、エリンギ2本は縦半分にしてから半分の長さに切る。れんこん中2/3節(80g)は1cmの輪切りにして耐熱容器に入れ、ふんわりラップをかけ、電子レンジ(600W)で2分30秒~3分加熱する。
【2】マヨネーズ・オリーブオイル各大さじ2、パルメザンチーズ大さじ1、ゆずこしょう小さじ1/2、おろしにんにく少量を混ぜ合わせておく。
【3】耐熱容器に【1】を入れて【2】をかけ、トースターで12〜15分火が通るまで焼く。
「エリンギと豚肉のしょうが焼き風」のレシピ
肉で挟んだエリンギとガッツリ甘辛味で食べごたえ満点!

《作り方》(2人分)
【1】エリンギ3本は半分の長さに切ってから2〜3等分の厚さに、玉ねぎ1/2個は1cm幅に切る。
【2】 豚ロースしゃぶしゃぶ肉10枚は広げて小麦粉を薄く振り、片側にエリンギをのせたら半分に折って挟む。外側にも小麦粉を薄く振る。
【3】フライパンにサラダ油適量を入れ、【2】、玉ねぎ、【2】で余ったエリンギを重ならないように並べ入れて中火にかける。
【4】肉の両面がこんがり焼けたら、しょうゆ・おろししょうが各大さじ1、 みりん・酒各大さじ2を回しかけ、照りが出るまで煮絡める。
【5】器にキャベツ2枚のせん切りを敷き、上にたれごと【4】を盛りつける。