Sさんは、「ダイエットは自分の性格を観察して、上手に自分をごまかすこと」と言う。その言葉をかみしめて思いついたのが、なぜか“オニオングラタンスープ”でね。これ、若い頃、男を家に引き入れたときには必ず作っていたっけ。15分、玉ねぎを炒める覚悟さえすれば、低予算で見栄えがして、ちょっとおしゃれ。それで男から「へ~」とか「ほ~」とか言われた気がするけど…そんな昔話はどうでもいいわ。
ネットで調べたらこのスープ、上にパンをのせても200kcalくらい。そりゃそうよ。玉ねぎを炒めるオリーブオイルとにんにく少々。あと固形コンソメと、塩コショウ。チーズとパン少々。高カロリーになりようがないし、レンジで焼くから、熱々! ふーふーしながら食べてると、体がぽかぽか温まってくるし、何しろ早食いができないのがいいわ。
ああ、もう止まらない。コンビニのレンチン鍋を3日食べた反動で、手作り欲がむくむくと湧いてきてね。ところてんも作っちゃった。天草と水と酢を少し入れて45分煮る。布巾でこす、冷やす、以上。
で、私の性格上、これを「低カロリー食だから、食べろ」と体に命令すると、猛反発をされるのがオチ。作っただけで食べない、なんてこともしかねないからね。
そうではなくて、「これはうまいぞう。作りながら海の香りがしただろ? それとつるつるっとしたのど越し。たまんないねぇ」となだめて、すかして。人から見たら、「大丈夫か、おいっ!」の自作自演だけど、なりふりかまっちゃいられないって。
とはいえ、同じものを食べ続けていたらすぐに飽きる。すぐに次の味を仕込まないと!
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オバ記者(野原広子)
1957年、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
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