料理・レシピ

生しょうがは意外とNG!? 代謝を上げる食生活のポイント

ダイエットの妨げとなっている冷え。解消するためには、普段からの食生活を見直すことも必要。

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そこで、東洋医学と西洋医学を融合した治療を行い、冷え症に精通する目黒西口クリニック院長の南雲久美子さんと、管理栄養士の緑川鮎香さんに食生活で代謝を上げる方法を聞いた。

「冷え症の人の多くは、胃腸が弱い傾向にあるにもかかわらず、一年中冷たい物を飲んだりするなど、冷える食生活を送っている人が多いですね。冷え改善には食習慣の見直しも大切です」(南雲さん)

冷えを改善するには、食べるタイミングも重要

食べ物には体を冷やす食材と温める食材があることは知られているが、食材はバランスよく食べることが基本。

「例えば、生野菜などの冷やす食材は体温が上がりやすい朝や活動量が多い昼間に食べ、体温が下がる夜は温野菜や鍋物にする、というように時間帯や調理法を考えるだけでも、冷えへの影響は変わってきます。夕食には、鍋物やおでんなど温かく調理したものを食べて、体の中から温めましょう。胃腸の働きもよくなります」(南雲さん)

ビタミンEを含む食品を摂るのがオススメ

また、体を温めるために積極的に摂りたいのが、大豆製品やビタミンEを含む食品。「大豆製品の中でもみそ、しょうゆなどの発酵食品は胃腸の働きをよくして代謝を上げます。ビタミンEは、末梢血管まで血液の流れをよくしたり、アンチエイジング効果もあるので女性におすすめです」(緑川さん)

体を冷やす飲み物には注意。「飲む機会が多い緑茶やコーヒーは、体を冷やすので飲み過ぎに注意。体を温めるなら、ウーロン茶や紅茶がおすすめです」(南雲さん)

また、体を温めるといわれるしょうがも、生のしょうがに含まれるジンゲロールは、体を冷やす成分。「しかし加熱すると体を温めるショウガオールという成分に変化。唐辛子も発汗作用によって体を冷やすので、食べ過ぎに注意」(緑川さん)

さまざまな料理にプラスできる「万能にらみそ」

最後に、冷え知らずの「万能にらみそ」のレシピをご紹介! 作り方は、にら1/2束をみじん切りにし、みそ大さじ2とごま油大さじ1をよくまぜ合わせるだけ。

「にらには代謝を上げるアリシンが豊富に含まれ、体を温める効果があります。ごま油にはビタミンEも豊富。冷蔵庫で4~5日は持ちます。水炊きや湯豆腐など鍋物のつけダレにもピッタリ。体がより温まります。コクのある調味料なので、餃子の具やチャーハン、納豆などに混ぜてもおいしいですよ」(緑川さん)

※女性セブン2015年1月6日号

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