人気インストラクターの芥川舞子さんが教えるヨガは、息を吸いながら動き、吐きながら動くを繰り返し行うスタイル。
だから動きに気をとられて、呼吸を忘れがちなヨガ初心者でもやりやすいはず。
「初心者の場合、ポーズのために体の動きを止めると、呼吸も止まってしまう人が少なくありません。一方、息を吸いながら動き、吐きながら動くヨガは、繰り返し行ううちに自然と意識が呼吸に向きます。そのため、集中が保ちやすい、けがをしづらい、というメリットもあります」(芥川さん・以下同)
均一に息を吸って、吐く「ウジャイ呼吸」で効果アップ!
さらに運動効果を引き出し、呼吸を深めたい人は「ウジャイ呼吸」の習得を。これはお腹を軽く引き込んだ状態で、長さが均一の呼吸を胸の上部で行うというもの。
「吸うときも吐くときも、お腹の皮を腰骨の方へと貼り付けるようなイメージです。胸を広げるようにも意識しましょう。そうすると、背骨がしっかりと伸びるので、体の中心軸で呼吸がしやすい状態へとなっていきます」
□ お腹を引き上げる
□ 背骨が伸びる
□ 胸の上が広がる
続いて、呼吸と動作を反復させるヨガ3つをご紹介。いずれのポーズも日々、繰り返すことで”姿勢美人”へと導いてくれる。ボディメイク中の人はさっそく習慣にして。
バストトップの位置が上がる効果も得られる「猫のポーズ」
「キャット&カウ」とも呼ばれる「猫のポーズ」は、繰り返し行うと、肩・肩甲骨周りの可動性や柔軟性がアップ。これにより座ったままでも、背骨を真っ直ぐ上へと保ちやすい体へと導いてくれるそう。
【気になる「猫のポーズ」のボディメイク効果は?】
□ 肩・肩甲骨周りの可動性・柔軟性アップ
□ 姿勢改善
お尻の引き締めにも役立つヨガ「足を上げるコブラのポーズ」
「足を上げるコブラのポーズ」も肩・肩甲骨周りをほぐし、鍛えるのに◎。上体と両足を低い位置で上下させるので、上体を高く引き上げる「コブラのポーズ」に比べ、腰を痛めづらく、初心者向けなのだとか。
【気になる「足を上げるコブラのポーズ」のボディメイク効果】
□ 肩・肩甲骨周り、お腹のストレッチ
□ 背筋の強化
□ お尻の引き締め
体幹・お尻・太ももを引き締めるヨガ「下半身のポーズ」
「下半身のポーズ」は、体幹部と姿勢の土台となる太ももやお尻周りなどを鍛える。このポーズでは、息を吸いながら上体と両手を上げ、吐きながら下げる、という動きを反復する。
【気になる「下半身のポーズ」のボディメイク効果は?】
□ 体幹部を強化
□ 太もも裏の筋力アップ
□ ふくらはぎ(前足)、お尻をストレッチ
□ 股関節の柔軟性アップ
いずれもたった1分ほどだから、ズボラなダイエッターでもできるはず!
●空腹時が「痩せる食事」のタイミング!ヨガ・インストラクター芥川舞子さんの【美痩せ習慣】
●モデルたちも実践!GapFitアンバサダーが教える【美痩せヨガ】3選
●毎朝5分で、しっかり引き締め!美脚を作る【朝活ヨガ】4選
●プロに学ぶ!【ヨガ女子スナップ】「アスレジャー」にも役立つ大人女子のヨガコーデ
●ぽっこりお腹や下半身デブを改善する【ほのかの宅トレ】3選
取材・文/岩垣良子 写真・動画/瀬尾直道
監修:芥川舞子(あくたがわ・まいこ)
ヨガ・インストラクター。14歳でファッションモデルとしてデビューし、現在も「Reebok ONE」アンバサダーをはじめ、広告モデルとしても活躍している。自身が主宰するスタジオでレッスンを受け持つほか、イベントや雑誌などでもヨガを教えている。