むくみを改善する「久式リンパマッサージ」を考案した、ボディメンテナンスセラピストで美脚トレーナーの久優子(ひさし・ゆうこ)さん。彼女の著書から、美痩せのヒントをご紹介。
半年間で15kg減の経験をもつ久さんの著書『やせたいところから最速でやせる!久式リンパマッサージ』(宝島社)では、健康的に痩せるべく、プチ不調とうまく付き合うことを推奨。それを改善するための簡単エクササイズを掲載している。
そこで、デブの原因にもなる便秘、むくみ、冷えに効くケア方法をピックアップ!
便秘はマッサージで解消!
ストレスや食べ物による腸内環境の乱れが、便秘の原因のひとつ。便秘を解消するには、根本の原因を取り除いて腸内環境を整える必要があるけれど、それと並行して、腸の働きを活発にするマッサージを行うのが効果的。腰を回したり、揺らしたりして、腸の位置を整えることも有効なのだそう。
「腸の動きを良くさせるために、お腹をマッサージしたり、横になった状態で、左右に腰を揺らして腸に刺激を与えてあげましょう」
むくみがひどい日の対策法は?
生理前や飛行機、新幹線などでの長時間の移動の際には、どうしても、むくみやすくなってしまう。こんなときは、ゴルフボールを踏んで足裏をマッサージするなど、足のケアを重点的に。むくんでいるときは冷えてもいるので、温めることも大切。足を温めるだけでもむくみは軽減する。
「足裏を効果的に刺激するには、ゴルフボールがオススメ。座った状態のまま、自分で圧を加減しながら足裏でボールを転がしてみて。血液の巡りが良くなり、すっきりしてきます。ボールが床に転がっていかないように、靴下をはき、その中にゴルフボールを入れたまま転がすのも◎」
冷えがひどい日、温める部位のポイント
使い捨てカイロを体中に貼る人もいますが、根本的な解決にはならないという。冷えの原因は血液の循環が悪いこと。特に手足などの体の末端はそうなりがちなので、手首、足首をしっかり回して温めて。また、手首、足首、首の「3首」を温めることも効果的。末端の冷えている部分が徐々に温かくなってくるそう。
「体温を効率的に上げ、冷えを解消するには、首、手首、足首の『3首』を優先して温めるのが賢い方法。夏でもこの『3首』を冷えないようにするのはとても大切なことです」
同書では、ほかにも肩こりや腰痛、頭痛など、女性が悩みがちな不調のケア方法について紹介しているから、「久式リンパマッサージ」と合わせて実践してみて。
著者:久優子さん
ひさし・ゆうこ。1974年生まれ。ボディメンテナンスセラピスト、美脚トレーナー、完全紹介制のボディメンテナンスサロン「美・Conscious(コンシャス)~カラダ職人~」代表。脚のパーツモデルをへて、ホリスティック医学の第一人者である帯津良一医師に師事。予防医学健康美協会、日本リンパセラピスト協会、日本痩身医学協会で認定を受け、講師としても活動する。『押したら、ヤセた。』『やせたいところから最速でやせる!久式リンパマッサージ』(共に宝島社)など著書多数。
イラスト/アオノミサコ
●腸内環境は「便」でチェック!老化や病気を予防する正しい“腸活”の心得
●「腸活」のコツは睡眠、寝起きの水、便チェック、階段を使う
●太りやすい、むくみなど体質でチョイス!「KAMPO煎専堂」の「できたて純漢方」セルフカフェを【体験レポ】
●太もものセルライトやむくみを撲滅!脂肪を燃焼させる美圧マッサージ
●【残暑の温活】体調不良招く“冷えを撃退!食事と衣類のコツをプロが伝授