師走に入り、寒さもいよいよ厳しくなってきて“冷え”が気になる今日この頃。 冷えは、放っておくと、肩こりやむくみ、肌あれ、不眠、便秘、下痢やだるさに生理痛などさまざまなトラブルを引き起こすので、対策が必要!
そんな冷えを体の中から改善してくれそうなとっておきの“温活レシピ”を教えてほしい! そこで、ポカポカ美人を目指すライターFが、アスリートフードマイスターで料理研究家であり、「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナーの市橋有里(いちはし・あり)さんに直撃! おいしく食べながらも、きれいになりたい人はチェックしてみて。
“れんこん”を味方につければ万全!?「最強温活チヂミ」
――今回、ご紹介していただくのは、れんこんを使った「最強温活チヂミ」とのこと。私、れんこん大好きなんです! 食感がシャキシャキしていてやみつきになりますよね。
有里:おいしいですね。れんこんは我が家でも冬場になると毎日のように食卓に上りました。きんぴら、煮物、豚汁、グリル、酢れんこん…いろんな食感のれんこんを楽しんでいましたよ。ぜひチヂミのレシピも覚えていってくださいね。
《材料》(2人分)
れんこん…200g えび…100g にんじん…30g 玉ねぎ…50g 薄力粉…40〜60g 白だし…大さじ1 サラダ油…適量
《作り方》
【1】玉ねぎは薄くスライスし、にんじんは千切りにする。れんこんは皮をむいてすりおろしておく。
【2】ボウルにれんこん、白だし、薄力粉を入れ、【1】とえびも入れてざっくりと混ぜる。
【3】フライパンにサラダ油を入れて熱し、【2】をこんがり両面焼く。
陽性食材ダブル使いで温活度UP!アレンジもいろいろ
――普段、れんこんはささっと炒めてきんぴらにすることがほとんどでした。チヂミにするアイディアは初めて!
有里:意外と合うんですよ。ちなみに薄力粉の量は、れんこんの水分を見て調整してくださいね。油はごま油で香ばしく焼いてもおいしいですよ。
――なるほど。例えばえびの代わりに豚肉など、お肉を使っても大丈夫ですか?
有里:もちろん! あとはイカなどに替えてポン酢をつけてさっぱりも“アリ”です。
――たくさんのアイディアがあるんですね。
有里:実は私の祖父母がれんこん農家だったんです(笑い)。だから、小さい頃は本当によく食べていました。
――なんと! アイディアの多さは農家さんならではですね。しかもこのチヂミ、焼いたときのカリッとした食感がやみつきになります。
有里:そのカリッとした食感は、れんこんならではですね。れんこんはこれから旬を迎え、ますますおいしくなってきます。また体を温める“陽性食材”なので、温活にはもってこい。あと、ここでも玉ねぎを使用していますが、これらの陽性食材と合わせることで温活効果もUPします。
――有里さんお得意の温活食材ダブル使いですね?
有里:はい(笑い)。そしてここでもう1つ、注目したいことがあります。
風邪予防にも◎ウイルスに負けない強い体を
――温活に加え、ほかにも何か期待できる効果があるのでしょうか?
有里:はい。れんこんには、寒い冬に育つときに寒さから身を守るための栄養素が多く含まれていて、この時期に嬉しい効果がたくさんあります。れんこんは風邪予防にもよく効くと聞いたことがありませんか? 粘膜を保護してくれる効果が期待できる栄養素が含まれていて、それは胃などの消化器官を守ってくれるだけではなく、鼻やのどの粘膜の保護にも効果があるとか。なので、れんこんをしっかり摂っていると、粘膜がしっかり守られ、この時季の脅威でもあるウイルスなどに負けにくくなり、風邪もひきにくくなります。
――これからの時季、インフルエンザや風邪などがますます流行ってくるので、積極的に摂りたい栄養素ですね。
すだちのクエン酸で疲労回復効果も?最強の冬献立の完成
――例えばここにもう一品プラスして献立を考えるなら、どんなメニューがいいでしょうか?
有里:そうですね、チヂミなのでナムルなどもいいと思いますが、なますでさっぱりとした献立もいいですね。もしくは、ほうれん草のおひたしなど。ただおしょうゆなどをかけるのはなく、白だしと絞ったすだちなどを合わたものがおすすめです。
――白だしとすだちなんて絶妙! すぐ試してみたいです。
有里:すだちには、ビタミンやミネラルやクエン酸が入っているので、肌や粘膜の健康を保ってくれたり、老化を防いでくれたりと、多くの効果があるんです。また疲労回復の効果も期待できる、優秀食材の1つです。
――れんこんのチヂミにさっと一品添えるだけで、この時期うれしい最強の温活メニューのでき上がりですね。私も有里さんにならってポカポカ美人を目指したいと思います!
有里:冷えていては、美人度もダウンしますからね。体内からしっかりケアしていきましょう!
――有里さん、今日も素敵なレシピをありがとうございます!
有里:こちらこそ。これからの季節の温活対策に“アリ”だと思います。
* * *
何かと忙しい年末年始に手軽にできる今回のような料理はうれしい。れんこんを活用して、冷えに負けずに冬を乗り切ろう!
レシピ考案:市橋有里
いちはし・あり。1977年11月22日、徳島県生まれ。アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。2000年、シドニーオリンピック日本代表。「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをしたり、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。
撮影協力/jin(http://jin-tokyo.com/)
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