突然ですが、あなたの体、固まっていませんか? 日頃の生活習慣やよくない姿勢を積み重ねていると、余計な力が入ってしまい体はガチガチに…。すると「何をやってもやせない」「むくみやすい」「疲れやすい」「姿勢が悪いと言われるし、肩こりがひどい…」などの症状が表れます。でも、毎日30秒、おしりをゆらゆらさせるだけで、これ、ぜ~んぶ改善できるんです。さっそく今日から、始めましょう!
驚くほど簡単な動きですぐに効果を感じる
一見、姿勢がよさそうに見えても、腰痛や肩こり、むくみなどに悩まされている人は多い。
「共通しているのは、無理して胸を張り、背筋をピンと伸ばしている人が多いこと」と、『ライズライフスタジオ』代表の溝口葉子さんは言う。
「私はヨガとピラティス、バレエをかけ合わせたエクササイズを教えているのですが、無理な姿勢を続けていると、余計な力がかかって体がガチガチに固まり、代謝が悪くなって、不調も改善されません」(溝口さん・以下同)
ポイントの1つは関節だ。
「股関節や肩関節の動きが悪いと外側の筋肉に力が入ってしまい、無理な動きをすることに。この状態で運動するのは、鎧をまとったまま運動するのと同じで効果がありません。まずは関節の動きをスムーズにして、体をゆるめましょう」
うれしいことに、体をゆるめるのに難しい運動は必要ない。
「いつも“こんなのでいいの?”と驚かれるのですが、簡単な動作でゆるみます。紹介する1~2の動きは約30秒で行えます。これを毎日1回、行うだけで、すぐに体の変化を感じられます。体がポカポカして“何となくゆるんだかな”と思ったら効果が出た証拠です」
毎朝続けることで、リフトアップやヒップアップ、五十肩も解消され、毎日が快適に過ごせるようになるそうだ。
股関節をゆるめるエクササイズのやり方
骨盤・股関節がスムーズに動くと体は動きやすくなる。まずはおしりを揺らすこの動きを覚えよう。
【1】体を左右に揺らす
リラックスして床に座り、あぐらをかく。左に体を大きく傾け、左のおしり(坐骨)に体重をかける。次に右も同様に行い、その後、左右に10往復体を揺らす。この時、おしりで歩くようなイメージでテンポよく行う。座りにくい場合は、おしりの下にクッションなどを敷いてもOK。
【2】骨盤を前後に倒す
足首を持って頭を前にし、背中を丸めて骨盤を後ろに倒したまま10数える。
そこから背中を伸ばし、前に骨盤を倒して10数える。次に足を組み替えて座り、【1】~【2】を同様に行う。
肩関節をゆるめるエクササイズのやり方
骨盤・股関節をゆるめたら、次は肩関節を改善。肩から首にかけての緊張をとりましょう。
【1】両手と両ひざをつく
両足を肩幅に広げてひざをつき、肩関節の真下に手がくるように、床に両手をつく。
【2】右腕を付け根から 外側に向ける
痛くないところまででOK。
【3】おしりを後ろに引く
【2】の状態のまま、おしりを後ろに引き、腕の内側を伸ばし15数える。左側も同様に行う。
足首をゆるめるエクササイズのやり方
足首をゆるめるとむくみにくくなる。歯みがきをしながら行うなど、毎日工夫して行おう。
【1】基本の立ち方
壁にまっすぐ向かって立ち、両手をあてる。次に、右足のかかとが上を向くようにした状態で、足を後ろにまっすぐ伸ばす。足首とひざは曲げないで、かかとをまっすぐにして上を向ける。
【2】足首を伸ばす
左ひざをゆっくりと曲げていき、右足の足首と甲の部分が伸びているのを感じたら、そのまま5つ数える。次に左ひざを伸ばして【1】の状態に戻り、3つ数える。これを3回繰り返す。左足も同様に。
撮影/菅井淳子
※女性セブン2019年6月13日号
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