列島各地に多くの傷跡を遺した台風から1週間後、オバ記者は地元・茨城へ。そこで実母から言われた強烈なひと言をきっかけに考えたこととは…?
連載166回目となる今回は、アラ還ライター・オバ記者が40代、50代を振り返りながら、若さの秘訣について綴ります。
* * *
「太ったなや~」にショック!
「太ったなや~」
2か月ぶりに実家に帰った私に開口一番、91歳の母親が言ったのがコレ。台風で体調が悪そうだと聞いたから、ムリをしてやってきたのに、それ、言う? 黙っていたら胸の横でバンと両手を広げて、体が膨らんでいるというジェスチャーまでしやがる。このまま踵を返してトンボ帰りしてやろうかと思ったわよ。
まあね。これも母親だから言えること。そう思い直して、玄関で靴を脱いだら、母ちゃんも「ご飯、食うか?」と台所に立って、晩御飯づくりを始めた。その間、私は茶の間でひと寝入り。91歳の母親に甘える62歳の娘という構図が、まだ通じることにホッとしたりして…。
ウエストを復活させると若見えする?
確かに先日、体重計に乗ったら去年の今ごろより3kg増だった。というと大したことなさそうだけど、これが加齢だね。昔、年をとった人を見ると、「雫みたいな体型」と思ったものだけど、いまの自分がまさにそう。顔から首、肩のあたりはとろんと垂れていて、胸、腰にかけてどんどんドンと太くなるんだよ。ウエストというものが消滅するんだね。てことは、ウエストを復活させると“若見え”するということ。
恋する40代の顔はキレイ!50代は!?
40代までは、顔。そういえばよく友だちと化粧品の話をしていたっけ。一瞬にしても友だちがすごく若くきれいになったように見えたりすると、何か“秘密兵器”でも仕込んだかと根ほり葉ほりせずにいられなくてね。
思えば、表向きは「いい化粧品、見つけたの?」と顔を覗き込んだりしたけど、ほんとうに聞きたいのはそこじゃない。
「何かあったの~?」
「いいことあったんじゃな~い?」
周りの攻撃に、「もう、や~ねえ」と負けたふりをして、ついには「実はね~」。恋する“初中年”の顔のなんときれいなこと!
それが50代も半ば過ぎになると、誰かが恋バナなんてしようものなら、「はあああ~?」。奇人変人扱い。口にこそ出さないけど、更年期障害でそれどころじゃない同世代は聞いちいゃらんないんだって。もちろん個人差はあるけど、女がいちばんおっかなくなる年ごろかもね。てことは笑っていたら若く見えるのよ。
なんてことをつらつらと考えながら、小中学校の同級生がいる故郷のカフェまで原チャでひとっ走り。
カラーグラビアの撮影で、「まだイケる」
今日はここで“ノマド”をすることにした。パソコン仕事に飽きると、ススキの揺れるのを眺めたりして、ほんといい気分よ。
東京に帰ったら、久しぶりのカラーグラビアの撮影。きれいにメイクしてもらって、あら、まだ私、イケるかしら(笑い)。
オバ記者(野原広子)
1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年、”月曜断食”で7か月で11kgの減量を達成。
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