話題のもち麦。なぜ、ダイエットの強い味方として人気なの?
自身も10か月で-25kgのダイエットに成功した、ダイエット外来医師の工藤孝文さんの『内臓脂肪が落ちる!糖質オフスープ 』(宝島社)では、食材の1つとしてもち麦を取り上げ、その驚くべきダイエット効果を解説。
食物繊維量トップクラスのもち麦を、ダイエット中の食事に活用するべく、基本のゆで方や保存方法、さらにお手軽レシピをまとめて紹介する。
もち麦はなぜダイエットにいい?
もち麦とは、アミロペクチンという粘り成分を多く含む大麦のこと。糖質は100gあたり約60gと決して低くはないものの、「大麦β(ベータ)-グルカン」という食物繊維が血糖値の上昇をゆるやかにして、体に脂肪が蓄積するのを防ぐことから、ダイエットに効果的と言われている。さらに内臓脂肪を減らすうえに、腸内環境が改善されて美肌効果も。また、老化予防や生活習慣病の予防や改善に高い効果を発揮するなど、体にうれしい働きをしてくれるので、適量を守って積極的に摂るのがよい。
もち麦のゆで方
もち麦を効率よく摂取するには、ゆでたあとにスープに入れたり、白米に混ぜて麦ごはんにして食べたりするのがおすすめ! ゆでたものを冷凍庫にストックしておけば、手軽に取り入れることができる。
《ゆで方》
【1】ゆでやすい量のもち麦を用意する。(※写真は150g)
【2】鍋にもち麦の10倍の量の水を入れて沸騰させ、【1】を入れる。
【3】中火で約20分加熱し、ざるに上げてお湯を切る。
【4】流水で洗ってぬめりを取り、しっかりと水気を切る。3~4日、冷蔵保存が可能。
もち麦の保存方法
《冷凍の方法》
小分けにしておくと、スープを作るときにそのまま鍋に入れることができて便利。
【1】製氷皿の中に、1キューブ20gになるようにゆでたもち麦を詰め、スプーンで上からおさえつけて一晩凍らせる。
【2】【1】を冷凍保存用袋に入れて保存する。
「サラダチキンと白菜の中華スープ」レシピ
もち麦を使って、簡単に調理できるスープのレシピを紹介。冷凍のもち麦キューブを入れるだけなので忙しい日々にも取り入れることができ、スープで満足感も◎。1人分あたりの糖質量は17.3g、エネルギーは165kcal。
《材料》(2人分)
サラダチキン…100g、白菜…150g、ニラ…1/4束、かに風味かまぼこ…2本(20g)、冷凍もち麦キューブ…6個(120g)、塩こしょう…各少々
【A】鶏がらスープの素(顆粒)…小さじ1、しょうゆ…小さじ2、ごま油…小さじ1、水…250ml
《作り方》
【1】サラダチキンを2cm角、白菜を4cmの長さのザク切りにそれぞれカットする。
【2】ニラを3cm角、かに風味かまぼこを2cm幅に切る。
【3】鍋に【A】と冷凍もち麦キューブを入れて沸かし、【1】を入れて7分煮たら【2】を加え、塩こしょうで味を調えて完成。
著者:工藤孝文さん
減量外来・糖尿病内科医。福岡大学医学部卒業後、アイルランドとオーストラリアへの留学を経て、現在は福岡県みやま市の工藤内科で診療を行う。日本内科学会、日本肥満学会、日本糖尿病学会、日本東洋医学会、日本抗加齢医学会、日本女性医学会、小児慢性特定疾病指定医。『ガッテン!』(NHK総合)、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)など、テレビ出演も多数。YouTubeチャンネル『シックスパックのイケメン医師工藤孝文先生のダイエット外来』も配信中。最新の著書は『内臓脂肪が落ちる!糖質オフスープ 』(宝島社)。
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文/イワイユウ
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