外は冬真っただ中だが、雑誌やテレビでは春ファッションや春コスメに注目が集まっている。冬に溜め込んだぜい肉を春に持ち越さないために、ダイエットを意識した食事を心掛けたい。そこで、美のプロにおすすめのコンビニフードを聞いた。
足の健康美容研究家としてフット専門店「ロワ」の代表を務める山道いずみさんは、普段、昼食時にコンビニを利用することが多いという。お弁当や総菜などを選ぶときのポイントを教えてもらった。
「利用するコンビニは、セブン-イレブンとナチュラルローソンが多いです。セブン-イレブンは素材を吟味していて独自のラインで丁寧に商品化していますし、ナチュラルローソンは添加物などが控えめの商品が多く安心感があります。やはり、美容も健康もバランスが大切。不足しがちな食品・体に必要な食材などを意識してとるようにしています。味は少々薄目で素材が生かされているもの、そしてカロリー表示されていて化学調味料などの添加物が少ないものを選ぶのがおすすめです」(山道さん・以下同)
山道さんがランチにおすすめのヘルシーな6品を教えてくれた。
『炙り焼さば御飯』(セブン-イレブン)
●さばの脂が痩せやすい体作りに貢献
脂のりがよくふっくらとしたさばを香ばしく炙り焼きし、丁寧にほぐして、ご飯に盛り付けた1品。白米と相性のいい海苔の佃煮と小松菜が添えてあり、カルシウムもたっぷり。1食388kcal。たんぱく質は13.7g摂れる。さばに多く含まれるEPAやDHAは体脂肪の消費を促進すると言われている。
「ご飯の上にさばがたっぷりのっているので、魚油に含まれるEPA・DHAも摂取できるところがありがたいです。シンプルで飽きがこない味付けでカロリーも400kcal以下と、ご飯がしっかりいただけるわりにはカロリー控えめでうれしいです」
『十六穀ごはんといろいろおかずの幕の内 冬』(ナチュラルローソン)
●おかず満載でカロリー低めでも満足感は高め!
焼き鮭や玉子焼き、がんもどきとかぼちゃの煮物、ひじき煮、ほうれん草のごま和えなど、見た目も中身も充実したお弁当。ご飯は十六穀米に野沢菜ちりめんがトッピングされている。1食358kcal。
「いろんな種類の食材をいただけることが一番魅力です。なかなかこれだけのものを一度にいただける機会が少ないので。ご飯が十六穀米というところも気に入っています。保存料・合成着色料不使用なので安心して食べられます。カロリーも低めでダイエット中にもおすすめです」
『桜島どりのひとくちロールBOX』(ナチュラルローソン)
●4種類食べられて300kcal以下!
コクと風味のあるソースで仕立てた桜島どりのチキンカツ、ツナサラダ、たまごサラダ、ハムとチーズのひとくちサイズのロール4種類が楽しめる。1パック297kcal。たんぱく質は12.5gと多め。食物繊維も2.7g摂れる。
「ひとくちサイズなので忙しい合間に口の中にパクっと入れて手軽に食べられるところがお気に入り。また4種類の味をいただけるのでバランスも悪くないですし、そのわりにカロリーが低め。いつも野菜ジュースと一緒にいただきます」
『グリーンスムージー One Day』(ナチュラルローソン)
●1杯で1日分の野菜が摂れる
ケールなど11種の野菜と4種の果実をブレンドし、野菜と果汁の味を引き立たせるアガベシロップを加えたグリーンスムージー。人工甘味料、着色料、増粘多糖類不使用。1杯200gで101kcal。
「1日分の野菜(350g)がこれ1本で満たせるグリーンスムージー。添加物にも配慮していますし、野菜たっぷりのわりに飲みやすいと思います」
『レアチーズデザート プレーン 75g』(セブン-イレブン)
●クリームチーズの濃さがアップ!
以前は、オーストラリア産クリームチーズを30%使用していたが、現在は35%にアップ。チーズデザート。生クリームにレモン果汁を加えたさっぱり感と、濃厚なミルク感とクリームチーズのなめらかな食感が楽しめる。買い置きに便利な常温保存商品。
「クリームチーズが濃厚で、とてもおいしく、コンビニデザートもなかなか侮れません。このお値段で、この味、1個144kcalと、カロリーも低く、満足度が高い1品です」
『味付き半熟ゆでたまご 1個入り』(セブン-イレブン)
●ランチの栄養価をあげるちょい足し食材
美容意識が高い人がこぞって手に取るコンビニ商品と言えばゆで卵。セブン-イレブンのゆで卵は、半熟で、卵黄色が鮮やかな、甘味とコクが特徴。ゆで卵と相性のよい、『伯方の塩』で味付けしてある。1個65kcal。
「たまごは栄養満点で積極的に食べたい食材。このゆで卵は、絶妙な塩加減で、単品でもおいしくいただける一品です。半熟感もお気に入りで、よく、お弁当にプラスしていただいています」
足の健康美容研究家:山道いずみさん
東京・銀座にあるフット専門店「ロワ」代表。一般社団法人日本フットケア・フスフレーゲスクール理事長。日本フスフレーゲ協会理事長。ドイツ留学にてフットケア(フスフレーゲ)の技術を取得し、20年以上足のトラブル改善に向き合い、多くのメディアに出演。
撮影/黒石あみ 取材・文/竹腰奈生
●【名医が愛するコンビニ飯】“アンチエイジング医師”が「高たんぱく」で選んだ4品
●【管理栄養士が愛するコンビニ飯】ダイエット中に食べたいファミマ&セブンの総菜6品
●ダイエット中に!コンビニお菓子・スイーツ56選|低カロリー、低糖質など市販のおすすめ一挙まとめ
●コンビニ飯をヘルシーメニューにするための裏ワザ5選
●コンビニ飯の健康志向が進行中!”自分定食”を組み立てるのがコツ