引っ越しのときも処分しなかった大切な本
これだけの読書家であれば、自宅にある本はかなりのスペースになりそうだが――。「以前は家が傾くんじゃないかっていうくらいの量だったんです」と笑う寧々さん。
「あまりにも多くて、引っ越しの時にかなり人にあげてしまったのですが、取っておけば良かったなって思うんですよね。初版ものも結構あったと思うし、古いものもあったし、もったいなかったなぁ。本棚の背表紙を見てると、たまに読み返したりすることもあるんですよね。本って手に取るうれしさもある。
特に大切にしているのは写真集なのですが、スティーグリッツが撮ったジョージ・アオキーフ(『Georgia O'Keeffe: A Portrait』/Alfred Stieglitz/Harry N Abrams; Revised版)ですね。あとはおけら長屋シリーズもベッドサイドにいつも置いてあって、いつでも開けるようにしています。本を読むのはたいてい寝る前で、入眠にはちょうどいいかもしれません。先が気になってなかなか眠れませんが(笑い)」
◆大塚寧々(おおつか・ねね)
1968年6月14日生まれ。東京都出身。日本大学藝術学部写真学科卒業。『HERO』、『Dr.コトー診療所』、『おっさんずラブ』など数々の話題作に出演。2002年、映画『笑う蛙』などで第24回ヨコハマ映画祭助演女優賞、第57回毎日映画コンクール主演女優賞受賞。写真、陶芸、書道などにも造詣が深い。夫は俳優の田辺誠一。一児の母。
撮影/網中健太 ヘアメイク/福沢京子 スタイリスト/安竹一未(kili office) 取材・文/田名部知子
大塚寧々さん衣装/ジレ、カットソー(チノ/モールド)パンツ(ペレック/タク&コー)イヤカフ(マリハ)ネックレス、バングル(リューク)サンダル(プレインピープル/プレインピープル)
タク&コー(http://pelleq.com)
プレインピープル(https://www.plainpeople.jp)
マリハ(https://mariha.jp)
モールド(https://cinoh.jp)
リューク(https://rieuk.com)