キャベツのヘルシーレシピとカットのコツ
冬キャベツは葉の巻きがしっかりして甘みがあるので煮込み料理に最適、春キャベツは巻きがゆるくて葉がやわらかいため生食にも向いています。旬によってレシピを変えておいしくいただきましょう。
キャベツ消費&ダイエット中におすすめレシピを紹介
キャベツは炒めても焼いても、スープにしてもおいしい野菜です。栄養価も高く、調理法を工夫すればダイエットにもぴったりの食材になります。おすすめの調理法は、「お好み焼き風キャベツ焼き」です。
作り方は、まずキャベツを千切りにしてから、卵を2個溶いて混ぜます。さらにフライパンに油を引き、ベーコン(2~3枚)の上にキャベツと卵を合わせたものをのせて焼きます。火が通ったらひっくり返して、焼き目がつけば完成です。小麦粉を使わないことで糖質が抑えられ、イタリアンオムレツのような味わいになります。ソースにも合いますし、キャベツの大量消費にも便利なレシピです。
ほかにも、細切りにしたキャベツをミネストローネなどのスープに入れれば、キャベツを麺に見立てた満足感のあるダイエットレシピができ上がります。
また、8等分くらいにカットしたキャベツを好みの加減までフライパンで焼くだけの「キャベツのステーキ」も簡単でおいしく、ヘルシーです。味付けは焼き肉のタレや白だしなどお好みで、ゴマやのりを振りかけるのもいいですよ。
キャベツをカットするときは水平に切る?
キャベツを1個買って切り分けるとき、地面に対し垂直にカットしがちだと思います。けれど、水平に切って使うのがおすすめなんです。上半球と下半球に分けて、半分にするイメージです。
キャベツは、上のほうが葉が薄くてさっと火が入り、下のほうが肉厚で加熱に時間がかかりがちです。そこで、横にカットすれば、たとえばやわらかい上部を千切りキャベツやお好み焼きの具に、下部の肉厚の部分をスープの具や炒めものに…など調理法を分けやすく、加熱時間の調整も必要ないので使い勝手がいいんです。料理がラクになるので、ぜひ試してみてください。
◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/
構成/イワイユウ