モノトーンコーデはパンツと同じ黒のブーツで脚長効果を発揮
2006年3月、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アジアラウンドの日本-韓国戦を観戦された天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま。雅子さまの足元はパンツと同じ黒のブーツでした。
「モノトーンでまとめた、クールな印象のコーディネート。メンズライクな雰囲気の中に、ワンハンドルのバッグや、パールのイヤリングで女性らしさも添えられています。ボトムは、パンツとブーツの色を合わせることで、脚長効果がプラス。パンツは細身すぎず、ゆとりのあるデザインが、少し太めのヒールのブーツと相性よくまとまっています。
黒パンツ×黒ブーツの合わせは、いちばん脚長効果が発揮されるブーツコーデ。パンツは、スキニーでラインを出すより、少しゆとりのあるデザインのパンツを選ぶと、アラフィフ世代は、上品に仕上がります。トップスは、柄やカラー、アクセントになるアクセサリーを合わせると、重たくならず目線も上に行くのでおすすめです」
カジュアルなダウンコートに締め色ブーツで上品さをプラス
2006年3月にご家族3人で初めてディズニーリゾートを訪れた貴重なショット。雅子さまは、ボリュームのあるダウンコートに足元はすっきり締め色ブーツをお召しでした。
「ボリューム感のあるカジュアルな印象のダウンコートに、きれいめパンツを合わせて、大人の上品カジュアルスタイルですね。コートが淡いカラーですが、ボトムとブーツをダークカラーにすることで、引き締まった印象にまとまります。
また、コートの下は、明るめのカラーの上半身から、ボトムにかけては、ダークトーンに落ちていくグラデーションになっていてナチュラルな雰囲気です。トップスを明るく、ボトムをダークトーンにすることで、スタイルアップにもつながっています。ダークブラウンのパンツに、黒のブーツを合わせても、色が分断することなくつながって見えるので脚長効果を期待できます。
カジュアルな印象のダウンコートには、きれいめのボトムを合わせるのが、大人っぽい着こなしの鉄則。デニムパンツやニットパンツよりも、センタープレスのパンツを合わせ、さらにパンツと同じく締め色のブーツを合わせることで、カジュアルときれいめが調和され、大人のスタイルにまとまります」