ダウンコートとパンツと靴が母娘のそっくりなおそろいコーデ
2010年3月、長野のスキーリゾートには、雅子さまと愛子さまがおそろいのコーディネートでお出ましに。
「淡いカラーのミドル丈のダウンコートに、ダークカラーのきれいめパンツを合わせることで、すっきりとした着こなしになっています。コート以外を、ダークトーンにすることで、明るいカラーのコートが際立ちます。シンプルではありますが、ブーツをパンツのカラーにそろえることで、脚長効果もあり、雅子さまは丸みのある小ぶりなバッグで女性らしさをプラスするなど、とてもまとまりのよいコーディネートです。
シンプルなベーシックカラーをリンクさせると目立ちすぎず品よくリンクコーデが楽しめます。例えば、白ニット×黒パンツ×黒ブーツ、一見、シンプルすぎるコーディネートも、パンツとブーツのカラーをそろえたり、上半身の明るいカラーで、顔周りを明るく華やかにしたりと、おしゃれ上級者の着こなしに。パールや華奢なアクセサリーだと女性らしく、少し大きめのアクセサリーや、メンズライクな時計をプラスすると、クールに決まります」
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淡いトーンのワントーンコーデを引き締めるブラウンのブーツ
2023年1月に行われた、天皇陛下はじめ皇族方の護衛を担う皇宮警察本部の年頭視閲式に出席された際はオフホワイトのコートにブラウンのブーツをお召しでした。
「全体が淡いトーンなので、ブラウンのブーツがさり気なく、コーディネートを引き締めています。淡いカラーのワントーンコーディネートですが、コートのベルトや締め色のブーツのおかげでメリハリが出ています。
淡いトーンのワントーンコーディネートは、足元だけブーツで引き締めると、ぼやけすぎずにバランスよく仕上がります。その他の小物は、洋服のカラーに合わせ、小物もワントーンコーディネートにするとなじみよくまとまります。カラーはそろっていても、ファーやベルベット、パテントなど、異素材を盛り込むと、より上級者の着こなしになります」
◆ファッション解説:スタイリスト・横山麻里さん
ほどよくフェミニンで上品なカジュアルスタイリングが参考になると、同世代の女性たちからの支持多数。大人女性のファッション誌を中心にカタログや広告で活躍中。
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