太りたくないけれど、甘いものは食べたい!! そんなスイーツ好きのハートをくすぐるのが、クオリティーが高くてお財布にも優しい「コンビニスイーツ」。
新しい商品がお目見えしたとたん“味見買い”する人も多いはず。でも、ハイカロリーのスイーツを食べ続ければ、間違いなくおデブの道が約束されることもご存じ、ですよね?
「糖質は、ブドウ糖に分解されて筋肉や肝臓に取り込まれ、体のエネルギーとして使われます。ところが、糖質を摂りすぎてしまうと、血液中のブドウ糖が過剰になり、余った分は脂肪に。“ちょっと、体重が増えてきたな”、と思ったら、太りにくいおやつを選びましょう」
と、管理栄養士の北嶋佳奈さんは話す。では、その太りにくいおやつにはいったいどんなものがあるのか?
おすすめは低糖質食材のフルーツやナッツ
「小腹がすいたときにちょっと食べるおやつなら、ドライフルーツやナッツ、ヨーグルトが最適です。カロリーが高いと言われるナッツですが、ビタミン、ミネラルなどの栄養バランスに優れた低糖質食材。さらに、質の良い油(「オメガ3脂肪酸」や「オレイン酸」など)を含んでいますから、ダイエットだけでなく美肌にも有効です」(管理栄養士・北嶋佳奈さん・以下「」内同)
全般的によいとされる果物。数種の果物が入ったカットフルーツは、見た目もカラフルで味のバリエも楽しめる。
「果物の中でもバナナは優等生です。甘みがある上に、豊富な『食物繊維』をはじめ、代謝に関わる栄養素の『ビタミンB』群や『ミネラル』を含んでいます。腹持ちが良く満足度も高いです」
生クリームたっぷりのショートケーキよりはゼリーを
高カロリー・高糖質の代表格と言えば、バターたっぷりのスポンジに高脂質の生クリームと砂糖を合わせたケーキ。太りたくない人にとって、踏み入れてはいけないゾーン…。
「砂糖は吸収が速く、急激に血糖値を上げ、すぐに下げるのが特徴。血糖値が下がるとまた食べたくなり、“食べたいから食べる”、を繰り返しているうちに、脂肪が付いてメタボに。“食べないとイライラする”や“我慢できない”といった症状が出はじめます」
これが甘いものには煙草などと同じように中毒性がある、と言われる由縁だ。一般的には、和菓子やゼリーのほうが、洋菓子に比べてカロリーも糖質も低めものが多い。太りたくない人にはオススメ。
「さらに、大粒のいちごが入ったいちご大福や、フルーツがごろごろ入ったゼリーは、果物が砂糖の甘みを補いますから、砂糖も控えめのはず。また、砂糖は入っていますが、余計なクリームなどが入らず、栄養価の高い卵と牛乳だけを使った昔ながらのプリンならOK」
「糖質0」「カロリー0」に注意! 甘みに鈍感な舌になることも
北嶋さんは“糖質0””カロリー0“というフレーズだけに注目した、商品選びの怖さも指摘する。
「ゼリーやお菓子などでも、よく目にするようになった“糖質0”“0kcal”、と大きく書かれたパッケージ。そう書かれていても、食べれば甘いスイーツ。つまり、人口甘味料を使っているということなのです。
だからといって、人工甘味料が悪いのではありません。近年、血糖値の上昇を緩やかにする人工甘味料など、健康を考えた甘味料も登場しています。良くないのは、“甘いけどカロリーはゼロ”ということ。“食べても太らないから大丈夫”、という安心感から、食べ過ぎる危険性も否めません」
もちろん、これは通常の砂糖でも同様。食べ過ぎれば、甘みそのものに慣れて甘みの味覚が鈍感になる。例えば、外食が多く、塩分濃度の高いものばかり食べていると、家庭の味がとても薄味に感じるのと同じことだ、と北嶋さんは話す。
「できれば、甘味料の甘さではなく、フルーツなど食材自体の甘みを使ったおやつを選ぶようにしましょう。そうすれば、味覚が繊細になり、普段のお料理やコーヒーなどに使用するお砂糖の量も、少量で満足できるようになっていくと考えられます」
【このシリーズのバックナンバー】
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