美痩せを目指すなら、食事と運動を取り入れた生活習慣を送るのがベスト。でも、大変な筋トレをしなくても、ダイエット効果を期待できる方法があるのだとか。
腸のスペシャリスト・順天堂大学医学部教授の小林弘幸さんの著書『医者が考案した「ラクやせみそ汁」』(アスコム)が発売中。これは80万部を突破した『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)の第2弾で、ダイエットにフィーチャーした内容になっている。飲むだけで痩せる「オールインワンみそ汁」など、美痩せ効果が期待できる「長生きみそ玉」を使ったレシピと、「ラクやせ」するためのダイエット方法がまとめられている。
同書では、効率的に痩せるには適度な運動も大切としていて、小林先生おすすめの簡単トレーニングも掲載。その中から「ラクやせスクワット」のやり方を紹介する。
自律神経を整える運動でラクやせ効果を倍増
同書で紹介している運動は、ラクやせのための2つのポイントを押さえたもの。1つは自律神経のバランスを整えること。自律神経には、人間が生きていく上で欠かせない身体機能を無意識のうちに調整する役割がある。自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、両者のバランスが崩れると、血液が滞ったり、腸の動きが鈍くなって痩せにくい体になったりするという。そこで、「ラクやせみそ汁」の自律神経に働きかける効果に、運動もプラスすることで、効果アップが期待できる。
2つめのポイントは、毎日続けることができる内容ということ。自律神経を整える行動原理のひとつに「習慣にする」ということがある。一時的ではなく、簡単でも少しずつでもいいから続けて、自分の生活のリズムを作ることが大切。そのためハードルの低い運動を取り上げている。
ラクやせスクワットに期待できる効果
大きな筋肉があるため、体脂肪を燃焼させる筋肉を増やすためにすすめられることも多い太もものトレーニング。代表的なトレーニングに膝を屈伸させるスクワットがある。これには血流がよくなり、自律神経を整える効果もあるけれど、負荷が高く、正しく行うのは意外と大変…。
そこで、小林さんがおすすめするのが、壁に寄りかかりながら行うスクワット。壁に寄りかかることで負荷が軽くなり、初心者でもトライしやすいようになっている。また、軽いスクワットは「幸せホルモン」と呼ばれる脳内物質・セロトニンを分泌させることもできるという。セロトニンには気持ちを落ち着かせる効果があるので、ダイエット中にお腹が減ってしまったときにも、このスクワットをして気持ちをそらせることで、イライラの解消にもつながるそう。
ラクやせスクワットのやり方
【1】両足を肩幅に開く。両手を胸の前でクロスして、壁や柱に寄りかかる。
【2】壁に背筋をぴったりとつけて伸ばし、息を吐きながらゆっくりと腰を下ろす。
【3】膝は90度まで曲げず、逆にゆっくりひざを伸ばしていく。これを朝起きた後10回、夜寝る前に10回行う。
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