夏も終わりに差し掛かったが、まだまだ暑さが残るこの時期。ファッションも爽やかさを取り入れたい。そこで、皇后雅子さまの夏の「ストライプ」コーデをチェック。白を多めに取り入れた配色など季節感や抜け感たっぷりの着こなしに注目だ。
ビビッドなストライプ柄が目を引くスタイルアップコーデ
1993年8月、夏の国民体育大会の開会式にご出席の雅子さまは、ストライプのシャツが印象的なおしゃれ際立つコーディネートだった。
雅子さまは、コンパクトな白のジャケットにタイトな白のスカートというセットアップ。インナーにはグリーン×黒の印象的なシャツを合わせられ視線を上に操作。さらに、インナーの色を拾った鮮やかなグリーンのつば広の帽子を合わせることでポイントを上に集中。ボトムはタイトな白のスカート、靴も白にすることで抜け感をプラス。
白の帽子も持参されていたようで、白の帽子バージョンは、靴と帽子の白でサンドイッチすることで縦ラインが強調され、こちらもスタイルアップが叶っていた。
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柄物ジャケットの腰の紐をリボンに結ってパンツスタイルもフェミニンに
1997年、オマーン国王から贈られたアハージージュとその子、豊歓と過ごされるお二人。雅子さまのストライプ柄のジャケットが素敵だった。
雅子さまは、ストライプ柄に絵が入った半袖のジャケットを羽織られ、インナーにはライムグリーンカラーのトップスをチラリ。パンツやジャケットと、アイテム的にはメンズライクなものだが、腰の紐をリボンに結びカチューシャを合わせるなど、フェミニン要素をプラスすることで、女性らしい佇まいにまとまっている。足元も白のパンプスを合わせることで、抜け感もばっちりだ。
ストライプのロングジャケットに白のパンツでIラインを強調
2003年8月7日から18日、那須御用邸で過ごされたご一家。雅子さまはネイビー×白のストライプ柄ジャケットに白パンツ、バイカラーのパンプスで、ツートーンコーディネートだった。
ネイビーベースに白のストライプ柄はメリハリがあり、Iラインを強調。さらに白のパンツを合わせることで、よりIラインが強調され、ボトムはワイドパンツで、ジャケットもややオーバーサイズでも、ストライプ柄やバイカラーのパンプスの効果でキリッとシャープな印象にまとまっている。
白のストライプ柄と白パンツで縦のラインを強調した細見えコーデ
2005年7月、「愛・地球博」に出席された雅子さまは、ベージュのストライプのジャケットに白のパンツというスタイルだった。
ベージュベースに白のラインがはいったストライプ柄のロングジャケットに白のパンツ、白のパンプスを合わせた細見え効果の高いコーディネート。ややマニッシュなコーディネートながら、パールやゴールドのネックレスなど存在感のあるアクセサリーをつけることで女性らしい柔らかさがプラスされている。露出が少ないながら白やベージュなヌーディカラーでまとめることで、軽やかで抜け感もバッチリ。
赤のインナーがアクセントの脚長パンツスタイル
2005年8月、ご静養のために長野県を訪れられた際の雅子さまは、インナーの赤がアクセントのおしゃれなファッション。
インパクトのあるビビッドな赤のインナーに、ストライプ柄や白を合わせることで、清涼感溢れる上品コーデに。ボトムは白のパンツと白パンプスでカラーをつなげることで、脚長効果も抜群。また、ストライプ柄のカラーとインナーのカラーをリンクさせることで、まとまりも出ている。
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2024年7月17日、天皇皇后両陛下は、「第10回太平洋・島サミット」出席のため来日中の太平洋諸国の首脳らを皇居・宮殿に招いたお茶会を催された。皇后雅子さまは和装で出席された。
天皇皇后両陛下、お茶会で首脳夫妻らと英語でご歓談
お茶会には、パラオやサモアなど14の国や地域の首脳夫妻らが参加。天皇陛下は英語であいさつされ、「日本と太平洋島しょ国・地域との友好親善と協力関係がさらに発展していくことを期待しています」と述べた。その後も天皇陛下と雅子さまは英語で各首脳夫妻らと歓談された。
海を連想させるブルーの着物、ネクタイでお出迎えする天皇皇后両陛下
この日は、天皇陛下は濃紺のスーツに、海を思わせるような深い青色のネクタイをお召しに。雅子さまは、鮮やかな波が描かれたペールブルーグリーンの着物をお召しだった。どちらもブルーがアクセントカラーの爽やかな配色のコーディネート。暑さが厳しくなってきた日本での開催で、少しでも涼んでもらおうという配慮から選ばれたのかもしれない。
雅子さまは、帯が白で、ブルー系×白の爽やか配色だった。模様といい、配色といい、涼やかで清らかな雰囲気ただよう和装からは、雅子さまのおもてなしの心がにじみ出ていた。