料理・レシピ

レタスがサラダ以外で大活躍するレシピ12 サラダ菜のしゅうまいやサンチュの手まり寿司などアレンジアイディア満載!

「ロメインレタスとあさりの中華炒め」
レタスは海鮮との相性も◎
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主流は球体の玉レタスですが、レタスには、ほかにもたくさんの種類があるんです。それぞれの個性とおいしさの違いを知れば、さらにレタスを好きになること間違いナシ。生だけでなく、炒めて蒸して……いろんな食べ方を楽しんで! 料理研究家の金子文恵さんが教えてくれた、さまざまな種類のレタスの特徴を活かしたレシピを紹介。

【ロメインレタスで】「ロメインレタスとあさりの中華炒め」のレシピ

茎に魚介の旨みをたっぷり吸わせて。

《作り方》(2人分)

【1】あさり200gは砂抜きをし、よく洗う。ロメインレタス1/4株(約80g)は4cmの色紙切り、長ねぎ6cm分は半分の長さに切って短冊切り、しょうが1/2片はせん切りにする。

【2】フライパンに長ねぎとしょうが、ごま油大さじ1を入れて中火で炒める。香りが立ったらあさりとロメインレタス、酒大さじ2を加えて蓋をする。

【3】あさりの口が開いたら、よく混ぜ合わせたオイスターソース・しょうゆ各大さじ1/2、水溶き片栗粉(水大さじ1+片栗粉小さじ1/2)を【2】に回し入れて炒め、全体にとろみをつける。

【サラダ菜で】「サラダ菜しゅうまい」のレシピ

ふんわりした葉は包みやすさも◎

「サラダ菜しゅうまい」
「サラダ菜しゅうまい」
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《作り方》(2人分)

【1】サラダ菜10枚(約40g)は芯と葉に分ける。芯はみじん切りにして片栗粉大さじ1をまぶす。

【2】ボウルに鶏ひき肉200g、長ねぎのみじん切り5cm分、なめ茸50g、おろししょうが小さじ1/4、しょうゆ・酒各小さじ1、ごま油小さじ1/2を入れて粘りが出るまでよく練り、芯を加えて混ぜる。

肉だねを詰めたサラダ菜
サラダ菜の葉先をくるっと丸めて器状にする。肉だねはやわらかいのでスプーンで詰める
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【3】【2】を10等分にし、【1】の葉を丸めた中央に肉だねを詰め、それぞれ包む。

【4】蒸し器(直径15cm2段使用)にクッキングシートを敷いて【3】を並べ、15~20分ほど蒸す。

【サンチュで】「葉漬けの手まり寿司」のレシピ

漬けた葉に包んでコロンと食べやすく。

「葉漬けの手まり寿司」
「葉漬けの手まり寿司」
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《作り方》(2人分)

【1】サンチュ10枚(約100g)は水気をよく拭き取り、ポリ袋などに広げながら塩昆布5gと交互に重ねる。

【2】砂糖小さじ2/3、しょうゆ小さじ2、酢大さじ1を混ぜ合わせ、種を抜いて輪切りにした赤唐辛子1/2本分と共に【1】へ加える。空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で4時間ほど漬けてサンチュの浅漬けを作る。

【3】温かいご飯400gを10等分にし、手まり状に丸める。

【4】汁気を切った【2】を広げて【3】をそれぞれ包む。器に盛りつけ、漬け汁の塩昆布と赤唐辛子を好みで上にのせる。

【サンチュで】「豚肉とのミルフィーユ蒸し」のレシピ

豚バラ肉のコクをレタスに重ねて。

「豚肉とのミルフィーユ蒸し」
「豚肉とのミルフィーユ蒸し」
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《作り方》(2人分)

【1】豚バラ薄切り肉200gは広げて、塩ひとつまみを軽くふる。

【2】サンチュ10枚(100g)は2枚ずつ根元側を重ねて置き、その上に豚バラ肉を重ねて並べる。同様に繰り返して重ねてミルフィーユ状にする。

皿の深さに合わせてカットしたサンチュと豚肉を詰めた器
高さのある耐熱皿を用意し、ミルフィーユ状に重ねたサンチュと豚肉を皿の深さに合わせてカットして詰める。
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【3】【2】を上から手で押さえながら縦6等分程度に切り、耐熱皿に断面を上にして並べる。酒大さじ1をふり入れる。ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で3分半ほど加熱して取り出し、そのまま1分ほど蒸らす。

【4】皿に盛りつけ、好みでポン酢しょうゆ適量をかける。

【ロメインレタスで】「トマト&カレーとのスクランブルエッグ」のレシピ

肉厚レタスは炒めても食べごたえ十分!

「トマト&カレーとのスクランブルエッグ」
「トマト&カレーとのスクランブルエッグ」
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《作り方》(2人分)

【1】卵3個にマヨネーズ大さじ1とこしょう少量を加えて混ぜ合わせる。ロメインレタス1/4株(約80g)はひと口大にちぎり、ミニトマト8個は半分に切り、玉ねぎ1/4個は薄切り、にんにく・しょうが各1/2片は粗みじん切りにする。

【2】フライパンに油大さじ1を入れて中火にかけ、【1】の卵を流し入れて大きく混ぜながら加熱し、半熟になったら一旦取り出す。

【3】同じフライパンに油小さじ1を足し、玉ねぎ、にんにく、しょうがを入れて中火で香りが立つまで炒める。ロメインレタスとミニトマトを加えてしんなりするまで炒めたら、カレー粉小さじ1、しょうゆ大さじ1/2を加えて調味し、【2】の半熟卵を戻し入れて手早く炒め合わせる。

【サラダ菜で】「ベーコンとサラダ菜のアヒージョ」のレシピ

繊細なレタスのおいしさを堪能。

「ベーコンとサラダ菜のアヒージョ」
「ベーコンとサラダ菜のアヒージョ」
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《作り方》(2人分)

【1】サラダ菜10~12枚(約50g)は縦3つに折り、根元の方からくるくると丸めてピックで留める。ブロックベーコン50gは1cmの拍子木切り、にんにく1/2片は粗みじん切りにし、赤唐辛子1本は半分にちぎって種を除く。

【2】スキレットなどの鍋に、【1】と塩ひとつまみを入れ、オリーブオイルをひたひたになるまで注ぎ入れて中火にかける。

【3】湧いてきたら弱火にし、3分ほど煮る。

【グリーンリーフレタスで】「えびのエスニック焼きそば」のレシピ

青菜代わりのレタスで軽い口当たりに。

「えびのエスニック焼きそば」
「えびのエスニック焼きそば」
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《作り方》(1人分)

【1】えび3尾は尻尾を残して殻をむき、背ワタをとる。グリーンリーフレタス1/4株(約50g)はひと口大にちぎり、香菜1/2株はざく切り、長ねぎ10cmは2〜3cm長さの短冊切り、にんにく1/2片はみじん切りにする。

【2】フライパンにごま油大さじ1とえび、長ねぎ、にんにくを入れて中火で炒める。えびの色が変わったら電子レンジ(600W)で1分ほど加熱した中華麺1玉をほぐし入れ、ナムプラー大さじ1、レモン汁小さじ1、塩ひとつまみ、粗びき黒こしょう小さじ1/4を加える。

【3】【2】を炒めて、汁気が少なくなったらグリーンリーフレタスと香菜を加えてざっと混ぜ合わせて火を止める。

【フリルレタスで】「鶏肉とのピリ辛梅風味」のレシピ

隠し味の梅肉が後引くおいしさ。

「鶏肉とのピリ辛梅風味」
「鶏肉とのピリ辛梅風味」
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《作り方》(2人分)

【1】鶏胸肉150gは細切り、フリルレタス1株(約200g)とセロリ1/2本は1cm幅の細切り、しょうが1/2片はせん切り、梅干し1個(大)は種を取ってたたく。

【2】フライパンに油大さじ1としょうが、梅干しと豆板醤小さじ1/2を加えて弱火で炒める。香りが立ったら鶏胸肉を入れて中火にし、ほぐしながら炒める。鶏肉の色が変わったら、セロリを加えてさっと炒める。

【3】酒大さじ2、しょうゆ・みりん・水各大さじ1、片栗粉小さじ1/2、こしょう少量を混ぜ合わせて【2】に加える。とろみがついたら最後にフリルレタスを加え、ひと混ぜして火を止める。

【ブーケレタスで】「ささっとナムル」のレシピ

手軽な和え物も得意技!

レタスのおかず3種
右上から時計回りに「ささっとナムル」、「塩昆布和え」、「蒸し煮のブルーチーズ風味」
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《作り方》(2人分)

【1】ブーケレタス1/2株(約150g)は横2等分、縦2~3等分に切って耐熱ボウルに入れる。おろしにんにく少量とごま油小さじ1、塩小さじ1/4を加えて和える。

【2】【1】にふんわりラップをして、電子レンジ(600W)で1分ほど加熱する。仕上げに白炒りごま適量をふる。

【フリルレタスで】「塩昆布和え」のレシピ

あと一品のおかずに手早く最適。

《作り方》(2人分)

【1】フリルレタス1株(約200g)はひと口大にちぎり、耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で40秒ほど加熱する。

【2】【1】に塩昆布大さじ1とごま油小さじ1/2を加えて和える。

【グリーンリーフレタスで】「蒸し煮のブルーチーズ風味」のレシピ

ソース仕立てのチーズがモダン。

《作り方》(2人分)

【1】グリーンリーフレタス1/2株(約150g)は水洗いし、水気を切らずに大きめのひと口大にちぎってフライパンに入れる。

【2】【1】に塩ひとつまみを軽く混ぜたら水大さじ1/2を加え、蓋をして中火にかける。1分ほどしたら弱火にして蒸し煮にする。

【3】カサが半量ほどになったら蓋を取ってブルーチーズ(クリームチーズでも可)30gをちぎって加え、混ぜながらソース状に溶かす。粗びき黒こしょう適量をふる。

◆教えてくれたのは:料理研究家 金子文恵さん

オレンジ色のエプロンをつけた女性
料理研究家の金子文恵さん
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おいしいの真ん中に笑顔を作るおひとりさま料理家として幅広く活動。50代呑ん兵衛おひとりさまの食卓として等身大のレシピを展開し、共感を得ている。

撮影/深澤慎平 取材・文/川越光笑

※女性セブン2025年4月17日号

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