「ZOZOSUITで計測したデータであなただけの服をお届けします」――ZOZOTOWNのサイトにはこう書かれている。
オバ記者も、ZOZOSUITを着用後、それを信じてZOZOのプライベートブランドの服を注文。到着した服を着てみて驚いた! 連載121回は、“ZOZO服”の試着リポートです。
* * *
注文してから21日後、待ちに待ったZOZOの『スリムテーパードデニムパンツ』と『クルーネックニット』が届いた。
ニットは薄手で着心地もいい
さっそくニットのセーターを着たら、あらピッタリ! 薄手でかなり着心地もいい。これで5184円(税込)は、ふふふ、悪くないんじゃないの。
続いて鼻歌まじりにデニムパンツ(4104円・税込)に足を通してウエストのボタンを止めたら…。
デニムは腰からずり落ちてしまって…
「ちょっとお、何よ、これえ~」と、思わず更衣室に編集Oくんを呼んだわよ。
すると、「見た感じはピッタリに見えますよ。ZOZOSUITを着て、全身写真を撮っただけのことはあるじゃないですか」と思わぬことを言うの。
「これでも?」と私はブカブカのウエストに手を入れて見せる。
「…少しゆとりがあるかもしれないけど、見た目はスッキリして…」
「これでも?」
お尻を突き出して、デニムがむけるのを見せてやる。
「ZOZOSUITを着て撮影すると全身の1万5000か所のサイズが測れるんですよ。それをもとに“サイズが合う”とZOZOのお墨付きがあって買ったんですよね。まさか、そんな…」
「これでも?」
あくまで抵抗するOくんにだんだん腹が立ってきた私は、ウエストのボタンを止めたまま、腰の下までジーパンをおろしてやったわよ。
ついに「あんた、61才の私に腰パンのチーマーになれって言うんですかい?」と、つい大きな声を出してしまった。
「サイズが合わない」と返品することに
これじゃ街を歩けない…。結局、返品して交換の手続きをすることしたわよ。アプリから、「サイズが合わない」と返品の理由を選び、さらにウエストは届いたものから「-6cm」、ヒップは「-3cm」と細かく選択して送信。
これからZOZO側から返品商品を入れるものが送られてきて、それをZOZOに送り返すと、私の注文にそってデニムを作り直すんだって。ちなみに返品の送料はZOZOの負担。今はそれが届くのを待っているところ。
しかし、なんでこんなに手間のかかることを! 洋裁が趣味でパンツも縫ったことがある私は、その原因を探るべく、仕上がりサイズを測ってみた。ふむふむ。なるほど、なるほど。こりゃあ、腰からズリ落ちるはずだって!
前回、ZOZOSUITで測定した私のウエストサイズがあまりに太くてビックリした私は、改めてメジャーで自分のウエストを測ってみた。すると私の測定より、”ZOZOサイズ”は10cm太い。お腹をめいっぱい膨らませたときの寸法だ。これを基準に作ってごらんなさいな。結果は目に見えているでしょうが。「あなたサイズ」ってことで注文したデニムがこれじゃ、何のために体のサイズを測ったのはわからない。
てか、身長と体重を申告して送られてきたZOZOSUITそのものも、ゆるゆるだったんだけど、これで正確な寸法が取れるのかしら。
ZOZOの罪深さは、“新手”の商法でオバの心をたぶらかしただけじゃない。私はZOZOSUITを着た日から自分の体、特に後ろ姿が脳裏に焼き付いて、離れないのよ。何の努力もしていないならまだしも、春から、”月曜断食”で必死に11kg落としたのよ。なのに、これ?
それでも、もし体にフィットしつつ、きれいなラインのウエアが届いたら、気分がよくなり、前を向く気になれたのかもしれない。「よし、ここを削って、ここをシェイプしよう」と。
ZOZO社長の前澤友作さんに告ぐ。
私のダイエットに向かう心を返してよ!
オバ記者(野原広子)
1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
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