この時期は、目のかゆみや充血、鼻水に肌荒れなど、花粉症の症状に悩まされている人も多いはず。春は何かと新しい出会いが多い季節。できることなら花粉症の症状に負けず、最高のコンディションで過ごしたいですよね。
そこで、「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナー市橋有里(いちはし・あり)さんが、花粉症の症状緩和が期待できる簡単でおいしいレシピを伝授!
毎年、花粉の時期は、花粉が飛ばない国外へ逃避したくなるライターFが、徹底レポートします。
野菜がススム!栄養たっぷり「ヨーグルトのディップ」
――ヨーグルトとフルーツの組み合わせはよくありますけど、野菜と合わせるのは新鮮ですね。
有里:そうですね。プレーンヨーグルトそのままの味と野菜の組み合わせを想像すると、あまり食指が動かないかもしれませんが、今回はガーリックパウダーやオリーブオイルなどを使って、野菜やパンによく合う味に仕上げていきます。
――それは楽しみ! 野菜をたくさん食べられるレシピって、うれしいです。
有里:はい。ヨーグルトディップはマヨネーズベースのディップと比べてヘルシーですし、ぜひ作って、そして食べてほしいレシピです。
《材料》(2人分)
プレーンヨーグルト…400g(1パック) ガーリックパウダー…小さじ1/4〜1/2 塩…小さじ1/4 パセリ…少々 こしょう…適量 オリーブオイル…大さじ2〜3 お好みでドライフルーツ…50g
《作り方》
【1】 ボウルにざるをセットしてキッチンペーパーを敷き、ヨーグルトを入れ、冷蔵庫で一晩水切りする。(割高だが、ギリシャヨーグルトならそのまま使えるくらい濃厚なので、水切りは1時間程度でOK)
【2】 ヨーグルトが200~250gほどになったら、塩、こしょう、ガーリックパウダーを加えてよく混ぜる。
【3】 パセリを入れて盛り付け、最後にオリーブオイルをまわしかける。
花粉症症状緩和のカギは腸にあり!ヨーグルトで腸内環境を整えよう
――ヨーグルトを食べると、どうして花粉症の症状緩和が期待できるのでしょうか?
有里:ヨーグルトには、乳酸菌やビフィズス菌などさまざまな菌株が含まれています。そして、継続的に摂取することで、それらの菌が腸内環境を整えてくれるというのは、よく知られていますよね。
――はい。腸内環境が整うと、花粉症にも効果が期待できるということですか?
有里:そうです。花粉症とは、植物の花粉に対する免疫機能の過剰反応、つまりアレルギーのこと。だからこそ、免疫機能をつかさどる腸の調子を整えることは、アレルギー反応を抑えるために有効と言えます。
――なるほど! 花粉症に限らず、免疫機能を高めるためには“腸活”が有効なのですね。
“腸活”しながらビタミンやカルシウム!ドライフルーツでアレンジも
――ヨーグルトをディップにアレンジすることで、そのまま食べるより楽しみ方の幅が広がりそうですね。
有里:そうですね。ヨーグルトなどの乳製品は、カルシウムを補うためにアスリートにとっても必要不可欠な食品なので、私も現役の頃から毎日摂っていました。このレシピなら、生野菜や温野菜、それにパンにもよく合うので、野菜もたくさん食べられますよ。
――そこは本当にポイントが高いです。ヨーグルトディップに野菜、それにチキンや卵などのたんぱく質を添えたら、一皿で栄養バランスもバッチリですね!
有里:まさにその通り! お好みで味の調整もしやすいですし、酸味が苦手なかたは酸味の少ないヨーグルトを選んだり、甘めが好みのかたはドライフルーツを細かく刻んだものを混ぜ込んだり、好みや気分によってアレンジしやすいのも魅力です。
――有里さんのレシピをもとに、マイヨーグルトディップを作ってみたくなりますね!
有里:ぜひ! 作り方のポイントとしては、塩は少しずつ加えて味を見ながら加減することと、もちろん手軽なドライパセリでもよいですが、フレッシュなパセリを使うと、香りが増しておすすめです。
――なるほど、それだとホームパーティーなどにもよさそうです。
有里:そうですね。合わせる食材で彩り豊かにすれば、パーティーでも映える一品になると思います。またドライフルーツを混ぜてもおいしいですよ。朝ごはんにはもちろん、ちょっとした間食にも最高です。
――ディップという新しい食べ方を知ることで、飽きずに楽しく“腸活”できそう。有里さん、素敵なレシピをありがとうございます!
有里:こちらこそ。乳酸菌やビフィズス菌は継続的に摂ることが重要なので、無理なく続けられる食べ方を見つけるのは大切なことですし、手軽でヨーグルトが苦手なかたにも食べやすいディップは“アリ”だと思います。
* * *
薬だけに頼るのではなく、食生活からもおいしく、楽しく、花粉症対策にアプローチして、春という季節を楽しみまましょう!
レシピ考案:市橋有里
いちはし・あり。1977年11月22日、徳島県生まれ。アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。2000年、シドニーオリンピック日本代表。「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをしたり、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。
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