乾燥した空気に加えて、そろそろ花粉にも警戒が必要なシーズンに。となると、肌荒れにも注意しなければならない。そこで、美人と評判の皮膚科医に、普段食べているコンビニフードを教えてもらった。
普段は早朝や仕事帰りに、仕事中の飲み物や野菜などを買いにほぼ毎日コンビニを利用しているという皮膚科医の蘇原しのぶさん。世の中のトレンドを察知するために、最新本のチェックも欠かさないそうで、食べ物では、特にコンビニの冷凍野菜や冷凍果物にハマっているという。
「とにかくおすすめは、冷凍野菜。他にも、卵や納豆、しらす、豆腐、缶詰もとても便利です。仕事が遅くなってスーパーに行けなくても、料理の食材に困りません。基本的に自炊が大好きで加工食品が苦手。加工されてないものや添加物不使用のものを選びます。もちろん、添加物が体によくないこともありますが、加工されていなかったり、添加物を使っていないもののほうが、自分好みにアレンジできておいしいというのが1番の理由です」(蘇原さん・以下同)
『ブロッコリー』(セブン-イレブン)
●アンチエイジングにも貢献する野菜
サラダやパスタに最適な、ひと口サイズにカットされた冷凍のブロッコリー。1袋140g入りで、37.8kcal。たんぱく質は4.9g、食物繊維は5.18g摂れる。ブロッコリーは、ビタミンCやEも豊富で、老化を防止する食材としても注目されている。
「もともとブロッコリーが大好きなのですが、ビタミン群が豊富なだけではなくて、アンチエイジング効果のあるファイトケミカルを大量に含んでいる食材と知ってから、さらに夢中になりました。100円台で購入できる上に、添加物ゼロ。普通のブロッコリーは洗って、切って、茹でてと時間がかかりますが、こちらはそのまま調理に使えるのでとても便利です」
『ブルーベリー』(セブン-イレブン)
●そのままで“甘味欲”が満たされる甘さ
甘みと酸味のバランスがよく、大粒サイズで食べ応え十分の冷凍ブルーベリー。そのままでも、デザートの素材としても便利。皮が薄く、食べたときの皮残りが少ない。1袋130g入りで、81kcal。糖質は18.9g、食物繊維は2.6g。
「ベリー系の果物も大好物ですが、ポリフェノールの一種のアントシアニンが豊富なブルーベリーはヘルシーな上に栄養価がとても高い果物なのでイチオシ。こちらも添加物なし。ヨーグルトの上にのせたり、そのままシャーベットのように食べたりするのもおいしいです」
『きざみねぎ』(セブン-イレブン)
●彩りと美肌効果を加算!
旬の時期にとれた小ねぎを使いやすく小口切りにし急速凍結したきざみねぎ。”バラ凍結”で、調理にも薬味にも、欲しい分だけ使える。150gはいっていて、40.5kcal。食物繊維は3.75g摂れる。ねぎと言えば、ビタミンCをはじめ、β-カロテンやカルシウム、鉄分、カリウムなども含み、薬効的にも、昔から風邪予防にいいとされる野菜。常食すれば美肌やアンチエイジングにも効果があると言われている。
「飾り付けのねぎとして使いやすい冷凍ねぎは、袋にジッパーが付いているので、少しずつ使えるというのも便利。うどんや焼きそば、けんちん汁などの上に、少しのせるだけで、彩りが一気によくなります。美容面でも栄養豊富ですし、本当に便利で、安い!」
『釜あげしらす 25g×2 』(カネモ)
●たんぱく質とカルシウムをちょい足し
ほどよい塩気で、ご飯のおともにぴったりの、新鮮な釜あげしらす。1パック25g当たり、27.75kcal。たんぱく質は0.9g摂れる。比較的薄味で、しらすのうま味がダイレクトに味わえる。
「2パックに分かれているので使い切りやすいのも利点。大根おろしの上に、おにぎりに、小鉢に、アレンジもしやすく、冷蔵庫に常備しておきたい1品」
『味付きめかぶ』(セブン-イレブン)
●ネバネバ食材と和えて腸美人に!
めかぶにストレスをかけない独自の製法でめかぶ本来の風味と粘りを生かした味付きめかぶ。かつおと昆布のうま味の効いたしょうゆ味で、そのまま食べられる。まぐろの刺身や納豆、とろろなどと和えるのもおすすめ。1個45g当たり12kcalで、3個セット。
「めかぶともずく、どちらもよく買いますが、特にめかぶが大好物。そのままでもおいしいですし、オクラや納豆といったネバネバ系と和えても美味。美容目線でも高評価です。こちらは3パックで100円台とコスパもいいです」
皮膚科医:蘇原しのぶさん
東海大学医学部卒業後、北里大学皮膚科、獨協大学皮膚科を経て、2016年にしのぶ皮膚科開業。 皮膚科・皮膚外科歴15年。 ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。 日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。メディアにも多数出演。
撮影/黒石あみ 取材・文/竹腰奈生
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