愛子さまのご成人により“新年祝賀”がより注目
ご公務が注目されたのは2022年の正月でした。昨年、成年皇族となられた両陛下の長女・愛子さまが初めてのご公務に臨まれたのです。元日に行われた「新年祝賀の儀」は、両陛下が新年の挨拶を受けられるものです。
愛子さまは、ホワイトのローブ・デコルテ姿。上質なシルクで仕立てられたデザインは若々しく、麗しいお姿でした。
その日の午後、両陛下と愛子さまはおそろいで、皇居・乾門を出発し、上皇上皇后両陛下が住まれていた仙洞仮御所に向かわれました。両陛下の間に座られた愛子さまは笑顔で沿道の人々に手を振られていました。
雅子さまと愛子さまは、新年祝賀の儀のお召しものからお着替えされていて、おふたりともアイボリーのお召しものでリンクコーデをなさっているようでした。コサージュのような薄いピンクのフラワーモチーフがついている愛子さまの帽子も印象的でした。
雅子さまご着用のドレスは“3度目”のお気に入り
もう1つ注目された新年行事が宮中行事「歌会始の儀」。雅子さまは上品なブルーのドレスでお出ましに。
今年のお題は「窓」。陛下はコロナ禍の収束を願い、「世界との往き来難かる世はつづき窓開く日を偏に願ふ」という歌を詠まれました。雅子さまは「新しき住まひとなれる吹上の窓から望む大樹のみどり」と詠まれました。昨年9月に赤坂御所から転居された皇居・御所から見える緑について詠まれたものです。
このブルーのドレス、2021年2月、61歳を迎えられた陛下の誕生日の祝賀行事でもお召しになっていました。このときもアップのヘアスタイルで、ドレスのポイントとなる胸元の刺繍がキラキラと輝いていました。さらにその前年、2020年1月の「講書始の儀」の際にもお召しに。お気に入りのドレスのようです。