モデルや女優、インストラクターなどプロにとって、健康で美しいボディを保つのも仕事のうち。
今回は、身体・心・社会の持続的な健康と幸福を目指す「SEA Trinity」の代表取締役で、睡眠コンサルタントとして幅広いメディアで活躍中の友野なおさんが登場。
もともと重度のパニック障害を患っていたという友野さんだけれど、睡眠の状態を整えたことでその症状が改善し、さらに15kg以上の減量にも成功したのだとか。
そんな友野さんは、2004年にミス日本を受賞した経験も! 彼女が、日々一体どんな【美痩せ習慣】を行っているのかを聞いた。
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WORKOUT/日常の動作をトレーニングにアレンジ
寝る前のストレッチくらいはやっていますが、今は仕事と家事と育児の両立で、なかなか運動のための時間を取ることができなくて…。できるだけエレベーターやエスカレーターを使わないなど、意識的に歩くことを心がけています。
あとは、歯磨きをしながらお尻に力を入れて筋肉を鍛えるとか、娘を抱っこしているときに、スクワットをしたりとか(笑い)。生活の中に“ながら”運動を取り入れて、時間がないなりにできることを実践していますね。
FOOD/夜納豆で睡眠中も血液サラサラ
時間栄養学の観点から、起床1時間後以内に必ずたんぱく質を。そのほか、いろんな栄養素を摂ることできるので、我が家では朝食に必ずバナナを食べています。
さらに、夕食には納豆を食べて、「ナットウキナーゼ」を摂るようにしています。寝ている間は水分補給ができないのにも関わらず、汗をかきます。すると、血液中の水分が減って、ドロドロになりやすく、老廃物の排出も滞ってしまうんです。「ナットウキナーゼ」には血液をサラサラにする効果が期待できるので、納豆は夜に食べたほうが効果的なんです。
また、食事は寝る3時間前までに。体には、深部体温(内臓の温度)が下がると眠くなるというメカニズムがあります。消化のために内臓が動いていると深部体温が上がり、眠気が遠ざかるので、結果的に睡眠の質が悪くなってしまうんです。
BODY&MIND/パジャマを着て睡眠のスイッチを入れる
また、私は0時に寝て、朝7時に起きるという生活リズムを守るようにしています。実は、お肌のゴールデンタイムが22時から深夜2時というのは、もう昔の話。今は成長ホルモンが分泌される、入眠からの1.5時間とさらにそこから3時間の質が大事だといわれています。
質のいい睡眠をとるには、スムーズな入眠も重要。そこで、専門用語だと「入眠儀式」とよばれる、眠りのスイッチを入れるための習慣づけをしています。自分で決めたルールならなんでもいいのですが、私の場合はパジャマを着ることを「入眠儀式」にしています。お風呂から上がったら、寝る支度を調えてからパジャマを着ます。すると体が睡眠モードになるので、寝つきよく就寝できるんです。
今回のスリム美人:友野なおさん
ともの・なお。睡眠コンサルタント。順天堂大学 大学院スポーツ健康科学研究科博士前期課程にて修士号を取得。2004年ミス日本受賞。2006年に東京ディズニーリゾート・アンバサダー(親善大使)に就任したのち、「オリエンタルランド」に勤務。その後独立し、身体・心・社会の持続的な健康創造することを目的とした企業「SEA Trinity」の代表取締役に。著書に『大人女子の睡眠パーフェクトブック』(大和書房)など
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