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《どこよりも詳しく》劇団四季ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 知っていると2倍楽しめる細かすぎる見どころガイド

1955年にタイムトラベルしてしまったマーティは、助けを求めてドクの家に押しかける。最初は信じようとしないドクのせりふ回しには、思わず吹き出してしまうかも!
1955年にタイムトラベルしてしまったマーティは、助けを求めてドクの家に押しかける。最初は信じようとしないドクのせりふ回しには、思わず吹き出してしまうかも!
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壁にはいろいろな形の時計が。レトロな壁紙が時代を象徴している
壁にはいろいろな形の時計が。レトロな壁紙が時代を象徴している
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ドクがタイムトラベルのマシンを発明するための計算式が書かれた黒板も、一から手作りされている。文字は、プロジェクターで黒板に投影し、その上からチョークでなぞる方法で書くという手の凝りよう。

よく見ると、アインシュタインが発表した相対性理論の数式も
よく見ると、アインシュタインが発表した相対性理論の数式も
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時計台には時代を感じさせる落書きまで

物語の鍵となる裁判所の時計台も、ピカピカの1955年バージョンと、マーティが住む1985年バージョンの2つが登場。落雷により針が止まったまま老朽化した1985年の時計台は、文字盤が焼け焦げている。しかも、落書きまで再現されるという細かい演出が。

1985年の世界では、時計台の前でマーティが熱唱。キレのあるダンスはもちろん、この跳躍力ったら!
1985年の世界では、時計台の前でマーティが熱唱。キレのあるダンスはもちろん、この跳躍力ったら!
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時計台の設置は数人がかりで息を合わせてパーツごとに取り付け。左下方の落書きがリアル
時計台の設置は数人がかりで息を合わせてパーツごとに取り付け。左下方の落書きがリアル
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デロリアンのタイムトラベルシーンは未体験ゾーン!!

舞台化されるにあたって、どんな演出になるのかと最も関心を集めていたのが、デロリアンが疾走して時空を超えていくシーンだろう。

それを支えるのが、回路基板をイメージしたLEDのボード。「サーキッドボード」と呼ばれる装置で、舞台を囲む額縁のような枠から客席にまでせり出し、劇場の天井や壁面にも広がって壮大なタイムトラベルシーンを演出。まるで客席の自分もデロリアンに乗って疾走しているかのような没入感が味わえる。

デロリアンの走行シーンは何度か登場するが、スピード感に息を呑んだり、歓声や拍手が湧き上がったり、最後の最後まで手に汗を握る驚きの連続!!

ドクとデロリアンの登場に期待値は爆上がり!(撮影:荒井健)
ドクとデロリアンの登場に期待値は爆上がり!(撮影:荒井健)
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