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66歳オバ記者、「卵巣がん疑い」手術から半年、階段を上れないほど落ちた体力を戻すために実践したコト

ヨガは自分に内蔵しているエンジンで体を回す感じ

とはいえこれでマリオネット人形の切れていた糸がつながったんだね。その次にやったのがヨガなの。ひと口にヨガといっても「お年寄りむき?」と思うほどゆったりしたのもあれば、ポーズのキツさ、長さに、「いい加減にしてくんないかなっ」と怒りたくなりそうなものまでいろいろだけど、私の住んでいる千代田区のスポーツセンターでは、会員になるといろんな教室に参加できるんだわ。(月謝は区民以外は5000円。区民4000円。区民60才以上3000円)

ヨガイメージ
タイ式マッサージの次はヨガを始めた(Ph/photo AC)
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で、私が選んだのが前にも通っていた日曜日朝の「ソフトモーニングヨガ」と、「モーニングヨガ」の2教室よ。9時10分から10時50分まで、途中15分の休憩を入れてぶっ続けでやるとさすがに疲れたけれど、人に動かしてもらうのと自分で動くのとはこんなに違うのかと思ったね。

何か違うか。まあ、言葉にするのは難しいけれど、マッサージが外からエンジンをつけて回してもらうとしたら、ヨガは自分に内蔵しているエンジンで体を回す感じ。自分に備わっているエンジンが回り出すとよく眠れるし、目覚めもいい。

「毎朝のトマト」、ブロッコリー、小松菜も

もちろんいきなり“全開”というわけにはいかないし、手術前のように階段が上れなくなったんだよね。エスカレーターが故障中で仕方なく上ったりすると、すぐに息が上がっちゃう。何より足がキシキシして重い荷物を持って転がり落ちるんじゃないかと思うと怖くて。

ところが教室で教わったヨガを自宅でもやったりしたら、“階段怖い”が改善しているんだから、ヨガってすごいよね。私が家でやっているのは仰向けに膝を立てて寝て、膝をそろえて右、左。倒すだけ倒したらそこで深い呼吸を数秒。これだけでも足のこわばりがゆるんできたわけ。

オバ記者
ヨガのお陰で“階段怖い”も改善したから驚き
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でね。実は私、今すごく忙しいのよ。ふと気が付くと、会食の機会も増えて、けっこうなハードスケジュールをこなすようになっていたんだわ。そのきっかけは食。これが第3段階だね。

まず毎朝トマトを食べる。ブロッコリーや小松菜も即効性を感じるんだわ。食べると体にピンと筋が通るみたい。あと、若い友人からすすめられて植物エキスを15滴、水に溶かして1日2回飲んだり、野菜中心の食生活に変えたりと、まあ、いろいろよ。要はエンジンを回すためのガソリンの質を良くしている感じ。

トマトとブロッコリー
食生活も野菜中心に。体内から元気になっていくのが分かる(Ph/photoAC)
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で、結論だけど、くずれた体調を回復させるには、体の声を聞いて、体がしたいことをすることだね。人によって体の声が大きい人と小さい人がいるみたいだけど、よーく耳をすまして聞き取ろうとすること。66歳の体をだましだまし使うってこういうことなんだと思う。とにかく体が自由に動かないと明るく楽しい終活にならないもんね。

◆ライター・オバ記者(野原広子)

オバ記者イラスト
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1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

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